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全米プロゴルフ選手権
期間:08/13~08/16  場所: ウィスリングストレイツ(ウィスコンシン州)

ウィスリングストレイツでメジャー初優勝にたどり着いたデイ

息子ダッシュくんを抱えてグリーンを18番グリーンを降りる。ついにメジャーチャンプの栄光を掴つかんだ

ジェイソン・デイが3打差でジョーダン・スピースを退け、ウィスリングストレイツでの「全米プロゴルフ選手権」で記録破りのメジャー初優勝を遂げた。

最終日を「67」でラウンドした豪州出身のデイは、スピース、ブランデン・グレース、そしてジャスティン・ローズら後続の追従を許さず、メジャーでは史上初となる通算20アンダーで大会を終えた。

今季の「全米オープン」と「全英オープン」では54ホール終了時点で首位タイに立つなど、直近のメジャー11大会では6度のトップ10入りを果たして来たデイだったが、遂にウィスコンシンの地で最後の一線を越えた。

デイは、タイガー・ウッズが2000年の「全英オープン」で打ち立てたメジャー史上最少スコアの通算19アンダーを更新。今大会を2位で終えたことにより世界ナンバーワンの座を手に入れたスピースの、「マスターズ」と「全米オープン」に続く史上3人目の同年メジャー3勝を阻んだ。

デイは18番をホールアウトする前から涙に暮れたが、本人の話だと、これは彼にとっても予想外の出来事でだった。

「長い旅路だった。PGAツアーでここまでこられるとは思っていなかったから」。とデイ。「すごく感情的になってしまったけれど、信じられないくらい素晴らしい気持ちだね」。

「12歳の子供だった頃からの努力が実り、こうして大勢の人々の前に立つことができ、『全米プロゴルフ選手権』を勝つことができたのはとても特別なことだね」。

「泣くことになるとは予想していなかった。これまで何度もあとわずかというところでメジャーでの優勝を逃してきたから、色々な感情が溢れ出たんだ」。

「特にタフなコンディション、そして本命のジョーダンと同じ組で今日のようなプレーができ、ああいう形でラウンドを締めくくることができたのは驚くべきことだよ」。

2打差の首位で最終日を迎えたデイは、2番のガードバンカーから寄せワンでバーディを奪い、序盤でリードを広げるも、3番ではグレースとスピースがバーディを奪って追撃態勢に入った。

スピースは4番でボギーを叩いたため、2位とデイとの差は束の間3打差に広がったが、グレースが5番で約10メートルのバーディパットをねじ込み、通算14アンダーとしてスピースをかわし2位に浮上した。グレースは直後の6番でもバーディを奪い、出だし4ホールをパーとしていた同組のローズも5番と6番で連続バーディを奪った。

デイは5番でバンカーに捕まりながらもバーディを奪い、スピースも同ホールをバーディとしたため、アニルバン・ラヒリが前半を「32」でラウンドするパフォーマンスを見せるも、次第に上位4人が後続を引き離す展開となった。

上位がスコアを伸ばす展開はこの後も続き、グレースが5メートルのパットを沈めて3連続バーディを奪うと、6番ではデイとスピースがバーディを奪って応戦した。スピースのバーディは深いラフからピンそばに寄せてのバーディだった。

デイは打てば入るといったゾーンに入り、7番では15メートルもある圧巻のバーディパットを沈め、3ホール連続バーディとし、通算19アンダーまでスコアを伸ばしてグレースとの差を3打差まで広げた。フェアウェイバンカーに捕まった8番でボギーを叩くも、2打目をミスした9番ではパーセーブに成功した。

一方、スピースは9番でティショットをラフに打ち込み、このホールで手痛いボギーを叩いた。その前の組でプレーするグレースは10番のティショットがラフに捕まり、3打目でもグリーンを捉えられず、このホールをダブルボギーとして2打後退した。

イングランドのローズは10番ホールの2打目をピン側1.8メートルにつけてバーディを奪った。11番でもバーディを奪い、首位のデイとの差を2ストロークに縮めたが、デイは同じホールでバーディを奪い、再び後続を引き離すことに成功。スピースもまた10番でバーディを奪う盛り返しを見せた。

上位4人は揃って12番をパーとするも、13番ではコース左のバンカーに捕まるトラブルに陥ったローズがダブルボギーを叩いたのに対し、グレースは同ホールをバーディとしたため、デイは残り6ホールを4打差の首位で迎える展開となった。

スピースは13番でバーディを奪い、続く14番では見事なパーセーブを見せるも、デイはバーディを奪ってメジャーで通算20アンダーに到達した史上2人目の選手となり、グレースが15番でボギーを叩いたことにより、優勝争いはデイとスピースの一騎打ちの様相を呈し始めた。

デイはバンカーに捕まった15番でボギーを叩き、リードは3打差まで縮まるも、結局最終組の2人の勝負はその差を保ったまま終幕を迎えることとなった。

「バックナインでは『まだ終わっていないぞ』と何度か我に返るよう心がけたんだ。(勝ちきるためには)良いショットを打ち続ける必要があったからね。16番でバーディが獲れ、17、18番をパーで終わることができて、本当に感激したよ」。

グレースはスピースから2打差の通算15アンダーで大会を終え、その1打後方にはローズが続き、ブルックス・ケプカとラヒリは通算13アンダーでメジャー最終戦を終えている。


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