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2014年 マスターズ
期間:04/10〜04/13 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)

マスターズ優勝のチャンスを断言するローズ

今週の「マスターズ」でメジャー2勝目を狙う“ハングリー”なジャスティン・ローズは、ノーマークの選手としてオーガスタナショナル入りしたことを喜ばしく思っている。

昨年のメリオンでの劇的な勝利により現「全米オープン」王者として今季初のメジャーに臨むローズは、今季これまでのところ大きな注目は集めていない。

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33歳のローズは2014年に入り、米国PGAツアーでトップ10入りを果たしたのはわずか1回に留まり、直近の大会では2日目に「79」を叩いて予選落ちを喫している。とはいうものの、肩の負傷が完治した彼は、彼自身を日曜にグリーンジャケットに袖を通す有力候補の15人のうちの1人に挙げている。

「優勝のチャンスは十分にあると思う」とローズ。2007年に「マスターズ」で5位に入った彼は、同年の大会では各ラウンドで一時的に首位に立ちはしたが、肝心の場面ではその座を守ることができなかった。

「ここは、これまでに良いプレーができたし、素晴らしいラウンドを回ることの出来たゴルフコースという感じがするね。僕に合っているコースだと思う」。

「ヨーロッパ勢という観点からすると、メリオンでの僕の出来事と同様に、ここでも欧州勢の誰にでもチャンスがあると思う。多くの素晴らしい選手がいるし、彼らは勝利に値するのではないかと思う。長い間欧州勢が(マスターズで)勝てていないという事実も、もしかしたら、逆に(そろそろ欧州勢が優勝できるのではないかと言う意味合いから)僕らに有利に作用するかもしれないね」。

「ベイヒルでの予選落ちは確かに残念だったけれど、ある意味では、それゆえにハングリーさが増したという部分もあるんだ。長い間予選落ちしていなかっただけに、かえって集中力やプロ意識や勝利への決意に火をつける上での後押しとなったからね。予選落ちもたまには良い方向に働くことがあるんだ」。

「この大会に臨む上で、僕はこの上ない立ち位置にいると思う。メジャー王者として大会に臨むのだけど、さしたる評判や期待値もなく、ほとんどノーマークの選手となっていながら、自分のゴルフには満足しているんだからね」。

「今年は成績的には、特に大したことがない。自分のゴルフが良いところまで来ており、いろいろと研ぎすまされてきているという自覚を抜きにするとね。ただ、究極的にはそれこそが最も重要なことだ。物事はどのように内的に感じるかが大切なんだよ」。

「子供の頃、メジャーで優勝すること、それも複数回優勝することを夢見ていた。メリオンでの勝利は素晴らしかったし、その後、次なる勝利を目指すべく再調整の時期を経たので、今は今年以降、(次のメジャー制覇へ向け)充電はバッチリ完了したという感じがするんだ」。

「今週に臨むにあたり、僕はメリオンの時と同じような感じで調整したんだ。大会の1週間前、あるいは2週間前にたくさん練習を積んで、更にその上で必要になるであろうと感じた部分の強化を行った。そして、少しの間を置いて大会に臨む。その方が若干生き生きした状態になるからね」。

「以前は、いつも木曜に向けて調整していたんだけれど、今は土日に向けて調整している。週末には優勝を狙える位置につけていると目算を立て、いざそうなった場合に備えているんだ」。

2006年の「マスターズ」最終日で、ローズは17番でダブルボギーを叩くまでは首位を1打差で追っていた。それだけに、難度の高い17番ホールを象徴する存在だった「アイゼンハワーの木」が、2月の寒波と大雪のために伐採された現在の景観に対する彼の描写は至極真っ当なものと言えよう。

「絶景だったね」と、彼はおどけてみせた。

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