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2017年 ノルデアマスターズ
期間:06/01〜06/04 場所:バーセベックG&CC(スウェーデン)

ステンソンのホームが舞台 「ノルデアマスターズ」のアラカルト

今週、戦いの舞台をスウェーデンに移すヨーロピアンツアーは、2014年以来となる同国南部のマルメに再訪を果たす。2017年「ノルデアマスターズ」に関して知っておくべき情報を見てみよう。

2016年大会を振り返る

昨季は、ブロホフスロットGCで3打差の勝利を挙げたマシュー・フィッツパトリックがヨーロピアンツアー2勝目を挙げ、結果としてその勝利により2016年「ライダーカップ」で大会デビューを果たすこととなった。

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5打差の首位で最終日を迎えたイングランドのフィッツパトリックは、リードを2打差に減らしてハーフターンするも、バックナインに入っても首位の座を譲らず、「71」をマークし、通算16アンダーとして、デンマークのラッセ・イェンセンとベルギーのニコラス・コルサーツの挑戦を退けた。

最終日ベストの「66」をマークした地元人気のヘンリック・ステンソンは、同じくスウェーデンのビヨン・ヘルグレンと共に通算10アンダーで大会を終え、その1打後方にはイングランドのロス・フィッシャーが入った。リカルド・カールベリは通算8アンダー、そして大会3勝のリー・ウェストウッドとフランスのラファエル・ジャクリンはその1打後方で大会を後にした。

フィールド

最終日にコースレコードの「62」をマークして先週の「BMW PGA選手権」を制覇した世界8位のアレックス・ノレンを含む、強力なフィールドが集結する。

ヨーロピアンツアー9勝のノレンは「ノルデアマスターズ」で2勝を挙げており(2011年と2015年)、ロレックスシリーズ初戦を制した彼は、何度も勝利を重ねているここ1年間の好調をここでも発揮すべく大会に臨む。

「全英オープン」王者のヘンリック・ステンソンにとっては、昨年7月にロイヤルトゥルーンにてメジャー史上最小通算スコアでクラレットジャグを獲得して以来、初めてのホームクラブ再訪となる。現「レース・トゥ・ドバイ」王者は先週の「BMW PGA選手権」で3位タイに入っており、2017年シーズンは序盤から継続的に好成績を残している。

ディフェンディングチャンピオンのマシュー・フィッツパトリックは、バーセベックのマスターズコースで名を成すことを熱望している。イングランドのフィッツパトリックは、スウェーデンでの優勝を前兆とするかたちでシーズン最終戦の「DPワールドツアー選手権」を制し、昨季のポイントレース「レース・トゥ・ドバイ」ランキングを6位で終えた。

コース

スウェーデン西岸のマルメ都市圏北部に位置するバーセベックG&CCは、2007年に名誉会員となった「全英オープン」王者ステンソンのホームクラブであり、欧州随一の美しさを誇る。

クラブには2つのチャンピオンシップコースがあり、そのうちのひとつ、テュアー・ブルース設計で1969年開場の7,729 ヤード、パー73のマスターズコースは、「ノルデアマスターズ」に出場する名うてのフィールドに試練を与えることになる。もうひとつのコースは、パー71のドナルド・スティールコースで、ドナルド・スティール設計の同コースは1989年に完成した。

グリーンは速く、見たままの転がりを見せ、ここで与えられる試練は多様性があり、チャレンジングである。また、同コースには大ギャラリーを収容できる“スタジアム型”のホールが多数あり、今週は多くの来場者を見込んでいる。

トリビア

今年、地元選手が優勝を飾ると、大会史上8回目のスウェーデン人選手による勝利となる。これまでスウェーデン人選手が7回優勝している「ノルデアマスターズ」は、ヨーロピアンツアーでスウェーデン人選手が最も多くの優勝を遂げた大会となっており、イェスパー・パーネビック(1995年と1998年)、ヨアキム・ハエッグマン(1997年)、ペーター・ハンソン(2008年)、リカルド・S・ヨンソン(2010年)、そしてアレックス・ノレン(2011年と2015年)が優勝を果たしている。

昨年、マット・フィッツパトリックが優勝したことにより、イングランドはスウェーデンと並び、「ノルデアマスターズ」7勝の最多優勝国となった。フィッツパトリック以外では、ニック・ファルド(1992年)、ピーター・ベーカー(1993年)、リー・ウェストウッド(1996、2000及び2012年)、そしてルーク・ドナルド(2004年)が同大会を制覇している。

今年、アレックス・ノレンが「ノルデアマスターズ」3勝目を挙げると、コリン・モンゴメリー(1991、1999及び2001年)とリー・ウェストウッド(1996、2000及び2012年)の持つ大会最多勝記録に並ぶことになる。また、同一大会を3回以上制した初のスウェーデン人選手となる。

2013年と2016年の「レース・トゥ・ドバイ」王者であるヘンリック・ステンソンは、「ノルデアマスターズ」初優勝を狙っている。彼はこれまでこの大会では2004年と2005年に2位に入っている。2005年はプレーオフでマーク・ヘンズビーに敗れた末の2位だった。ステンソンはこれまでこの大会に13回出場し、トップ10入りを4回記録し、予選通過は10回果たしている。

リー・ウェストウッドは今週、スウェーデンでの4勝目を狙っている。彼が優勝を果たすと、同一大会を4回以上制した9人目の選手となる。

ドロットニングホルムで開催された1991年大会では、2日目を「61」(11アンダー)で回ったフレッド・カプルスが12個のバーディを奪い、1ラウンドの最多バーディ記録を作った。1992年に「マスターズ」王者となったカプルスは、6位タイで大会を終えている。

2011年に「ノルデアマスターズ」を制したアレックス・ノレンは、54ホールを「196」(-20)で回り、2位に11打差をつけた。これは54ホール終了時点のリードとしては、ヨーロピアンツアー史上2位タイの記録となる。

1995年に大会初優勝を果たしたイェスパー・パーネビックは、ノーボギーで大会を制覇したヨーロピアンツアー史上2人目の選手となった。初の快挙は、デビッド・J・ラッセルが1992年に「リヨンオープントロフィーV33」を制した際に果たした。

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