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2017年 ポルトガルマスターズ
期間:09/21〜09/24 場所:ドムペドロ ビクトリアGC(ポルトガル)

ウォレスがポルティマンで夢の優勝を実現

モルガドゴルフリゾートでの「ポルトガルオープン」を見事ワイヤートゥワイヤーで制覇したマット・ウォレスは、自身のツアー初優勝を現実にした。

大会折り返しで2位に5打差をつけ、最終日を2位と3打差で迎えたウォレスだったが、この日は先ずドイツのセバスチャン・ヘイセル、そしてその後は米国のジュリアン・スリに1打差まで迫られる展開となった。

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しかし、27歳のウォレスは鍵となるタイミングでバーディを奪って大会3ラウンド目となるノーボギーのラウンドを完遂し、「69」をマークして通算19アンダーまでスコアを伸ばした。

3打差の2位には、出だし15ホールで9バーディを奪う猛チャージをかけながらも、17番でこの日唯一のボギーを叩いてウォレスをプレッシャーから解放したスリが入った。

3位には通算16アンダーでホールアウトしたフランスのマチュー・パボンが入り、更に1打後方の4位タイにはヘイセルとイングランドのサム・ウォーカーが入った。

ウォレスは昨季のアルプスツアーで5連続優勝を含む6勝を挙げ、チャレンジツアーのプレー資格を得た選手だが、今では、このレベルの大会で僅か4回目の出場にして昨年の勝ち癖を勝利に結びつけたことにより、ヨーロピアンツアーのシード権を獲得した。

「最高の気持ちだ」とウォレス。「ずっとヨーロピアンツアーで優勝するのは夢だったんだ。2日目まではとても楽だったけれど、3日目は人生で一番難しい日になり、今日もタフだったけれど、今はとても満足しているし、とても嬉しいね」。

「僕の良き友人であるトム・ルイスが以前、ここポルトガルで優勝していて、昨日彼と話したときにその彼の素晴らしい思い出話を聞いたのだけど、今度は僕がその話しをする番だね」。

6連続パーと穏やかなスタートを切ったウォレスは、7番と9番でバーディを奪って首位の座を維持した。

背後にスリが迫るなか、ウォレスはティショットをミスしたパー5の13番で、5番アイアンで放った3打目をタップイン圏内につけてリードを2打差に広げると、16番でもバーディを奪って勝利を決定付けた。

13番の3打目についてウォレスは、「あれは、『よし、これで自分が優勝だ』と思ったターニングポイントだった」と述べた。

「まさかここで優勝できるとは思っていなかったし、ここに立っている自分の姿を想像したこともなかったけれど、今日ここに立っていられるのは、とにかく自分の目標へ向けてトライし続け、できる限りハードに練習を積んできたからだと思う」。

「(今晩は)何杯かビールを飲むよ」。

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