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ヴィースベルガーが中国で堅首

「深センインターナショナル」は、ゲンゾンGCでめまぐるしく状況が変わった一日を経て、ベルント・ヴィースベルガーが3打差の単独首位で最終ラウンドを迎える展開となった。

4打差の首位で第3ラウンドを迎えたオーストリアのヴィースベルガーだったが、この日、ミッコ・コルホネンに続きホールインワンを達成したグレゴリー・ボーディが瞬く間にその差を縮める序盤となった。

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しかしながら、上がり数ホールを力強くまとめたヨーロピアンツアー3勝のヴィースベルガーが「69」をマークし、通算15アンダーまでスコアを伸ばした。

2位には2連続バーディでラウンドを締めくくって「68」をマークした南アフリカのディラン・フリッテルがつけており、最終日はこの2人が最終組でペア組むこととなった。

通算11アンダーには、フリテッルの同胞のディーン・バーメスタージョージ・クッツェー、イングランドのロス・フィッシャー、そして米国のデービッド・リプスキーが続いている。

ヴィースベルガーは昨年の「全米プロゴルフ選手権」以降、出場した全ての大会で予選通過を果たし、その間7度トップ5入りを記録するなど、目下絶好調である。

しかし、この日は6ホールを終えて1オーバーと停滞し、周囲の選手たちがバーディを重ねる中、次第にフェードアウトしていくかに見えたが、果敢なゴルフで盛り返しを見せた。

「スタートはそこまで良くなかった。いくつかショットを曲げてしまったし、パットもいくつか決め切れなかったけれど、7番でパットを沈めてからは心地良くプレーできるようになったし、パットの転がりも少し良くなったね」とヴィースベルガー。

「数週間前のマレーシアでも同じような状況になり、その時はもっとだらしない一日になったから、今日はバウンスバックしたことに満足しているし、今日の3アンダーはちゃんとしたスコアだと思う」

「今日は早い段階で皆が差を詰めてきたので、明日も同じような展開になると思っているし、それだけに、自分のショットにコミットし、コース上で楽しみたいと思っている」

ボーディはバンカーからの寄せワンで2番をバーディとすると、3番ではティショットが2バウンド目にホールへと吸い込まれ、この日2つ目、そしてシーズンでは通算13個目となるホールインワンを達成し、首位との差を1ストロークまで縮めた。

その後、ヴィースベルガーがパーオンに失敗した5番でボギーをたたいたのに対し、アイアンショットが冴え渡ったボーディは6番と7番でバーディを奪い、首位の座が入れ替わった。

しかし、3日目を首位で迎えたヴィースベルガーは7番でバーディを奪い、ボーディが8番をボギーとしたことで、再び首位の座を奪還した。

ヴィースベルガーはパー5の9番と13番でバーディを奪うと、14番では3パットのボギーをたたいた。続く15番で2.1メートルのバーディパットをねじ込み、通算14アンダーとした。

一方、ボーディは11番でモンスター級のロングパットを沈めてバーディを奪ったが、14番でダブルボギーをたたいて後退した。

すると、ヴィースベルガーが17番でこの日パー5での4つ目のバーディを奪って、後続との差を再び4ストロークとした。

しかし、2番、9番、13番でバーディを奪っていたフリテッルが怒濤のフィニッシュで3日連続の「68」をマークしたことにより、その差は3打差に縮まった。

クッツェーはそれをさらに上回る3連続バーディでラウンドを締めくくって「67」をマーク。一方、「36」でハーフターンしたリプスキーはバックナインで5つのバーディを奪って同じく「67」をマークした。

バームスターは6バーディ、2ボギーの「68」でこの日を終え、フィッシャーはボギーをひとつに抑える「69」をマークした。

2014年にこのコースで開催された「ボルボ中国オープン」を制すなど、ゲンゾンGCを得意とするアレキサンダー・レビは、今週ここまでのベストスコアとなる「64」をたたき出し、フランスの同胞のボーディ、地元中国のリュウ・ヤンウェイ、バッバ・ワトソンとともに通算10アンダーの7位タイにつけている。

この日、早い時間に第2ラウンドをプレーしたコルホネンは、220ヤードの16番を4番アイアンの一振りでホールアウトするエースを達成し、BYDタン100型SUVをゲットした。

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