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フィチャートが54ホール決戦の「ヨハネスブルグオープン」を制覇

荒天の影響を受けて54ホール競技になった「ヨハネスブルグオープン」は、果敢なプレーを貫いた地元人気のダレン・フィチャートが制し、ヨーロピアンツアー5勝目を挙げた。最終ホールでバーディを奪った南アフリカのフィチャートは、最終ラウンドとなった第3ラウンドを4アンダーの「68」とし、1打差でスチュアート・マンレー(ウェールズ)とポール・ワーリング(イングランド)を振り切った。

マンレーは3日連続の「67」をーマークし、通算14アンダーとしてクラブハウスターゲットを定めると、「69」でラウンドしたワーリングがこれに並び、2位タイでフィニッシュした。トップ3入りを果たしたフィチャート、マンレー、そしてワーリングの3人は、ロイヤルバークデールで開催される第146回「全英オープン」の出場権を手にした。

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大会は、ロイヤルヨハネスブルグ&ケンジントンGCが落雷と豪雨による浸水に見舞われ、上位陣が第3ラウンドをプレーし始める前の土曜の午後の時点でこの日がプレー不可能となったことを受け、54ホールに短縮された。日曜朝もプレー再開前に2時間の遅延が発生するも、首位タイで第3ラウンドを迎えたフィチャートとワーリングがスタートする頃には、陽光が降り注ぐコンディションとなった。

41歳のフィチャートは1番、6番、8番(すべてパー5)でバーディを奪い、通算14アンダーでハーフターンした。フィチャートは12番(パー3)で1.8メートルのバーディを沈めて首位のジャック・クルスウィックをとらえると、同胞のクライスウィックが14番でダブルボギーを叩き、自身が同ホールをパーとしたことで、2打差の単独首位に立つ展開となった。

その後、ワーリングが16番(パー3)で、マンレーが18番でそれぞれバーディを奪ったことで、フィチャートのリードは1打となった。そして、フィチャートが17番でボギーにしたことで首位は三つ巴となった。それでも、フィチャートは最終ホールでバーディを奪う見事なバウンスバックを見せ、通算15アンダーとして勝利をつかみ取った。

「ここ数カ月間、自分の調子はよくなかったけれど、年頭に、今年はできる限り多くの大会に出場し、自分のゴルフをいい状態に戻そうと決めたんだ。そうしたら、それがうまくいったね」とフィチャート。「また勝てて良かったよ。とにかくハードワークが報われて良かった」

首位タイのワーリングとフィチャートを2打差で追う状況で第3ラウンドをスタートしたマンレーは、1番でバーディを奪うと、5番(パー3)からの3連続バーディで通算13アンダーとし、瞬く間にその差を縮めた。マンレーは10番で3メートルのバーディパットを沈めるも、11番でダブルボギーを叩いて通算12アンダーに後退した。38歳のマンレーはその後5ホールをパーとすると、上がり2ホールで連続バーディを奪った。

1番でイーグルを奪い単独首位に抜け出すスタートを切ったワーリングだが、3番でボギーを叩き、通算12アンダーに後退した。しかし、5番でこの日初バーディを奪い、再び首位タイに返り咲いた。7番からの3ホールをバーディ、ボギー、バーディとして「34」でハーフターンすると、12番で再びボギーを叩いた。16番でバーディを奪ったワーリングは通算14アンダーにスコアを戻すと、フィチャートが17番をボギーとしたことにより、首位タイに浮上した。しかし、ワーリングが最終ホールで3.6メートルのバーディパットを惜しくも外したのに対し、フィチャートが近距離のバーディパットを沈めたことで勝負は決した。

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