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「メイバンク選手権」大会アラカルト

今週、ヨーロピアンツアーはアジアンツアーとの共催大会となる「メイバンク選手権」のため、戦いの舞台をマレーシアへと移す。

2016年大会を振り返る

ロイヤルセレンゴールGCで開催された昨年の第1回「メイバンク選手権」は、卓越したショートゲームで最終日「68」をマークしたマーカス・フレイザーが劇的な優勝を遂げた。

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豪州のフレイザーはイ・スミンを2打差で追う状況で16番ティに立つも、韓国のイが同ホールをダブルボギーとするなか、フレイザーはあとわずかでチップインバーディというプレーでヨーロピアンツアー3勝目のチャンスをたぐり寄せた。

17番で3メートルのクラッチパットを沈めて、通算15アンダーの首位タイを維持した37歳のフレイザーは、イが最終ホールでまたしてもダブルボギーを叩いたのに対し、最終ホールをパーで締め括り、第1回「メイバンク選手権」の王者としてタイガートロフィーを掲げたのである。

最終ホールで痛恨のダブルボギーを叩いたイは通算13アンダーとして、ミゲル・タブエナと並ぶ2位タイで大会を終え、更に1打差の4位タイにはホルヘ・カンピージョとジュリアン・ケンが入った。

フィールド

サウジャナG&CCへと戦いの舞台が移る今大会でタイトル防衛に臨むフレイザーは、現「マスターズ」王者のダニー・ウィレット、そして2011年にグリーンジャケットを勝ち取ったシャール・シュワルツェルらを迎え撃つことになる。

「ライダーカップ」でウィレットのチームメイトだったラファ・カブレラベローも2度目の「メイバンク選手権」出場を果たすほか、2015年に「メイバンクマレーシアオープン」を制したアニルバン・ラヒリも、同国での更なる成功を求めて今大会に出場する。

更に、2015年にクアラルンプールでラヒリに次ぐ2位に入ったヨーロピアンツアー3勝のベルント・ヴィースベルガーが大会初出場を果たす。

今大会のフィールドには、冠スポンサーのメイバンクによる招待選手も含まれ、アジアンツアーの賞金ランキングでは大会の出場権を得られなかったASEAN5カ国(インドネシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、ベトナム)のトップ選手たちが大会出場を果たす。また、10人の地元マレーシア人選手もフィールドに含まれる。

コース

その名が示す通り、サウジャナG&CCのパームコースは、油椰子のプランテーションに造成されたコースである。これまで「マレーシアオープン」を6度開催した同コースは、ヨーロピアンツアーデスティネーションの一つであり、荒涼とした地形や深い渓谷へと吸い込まれる急傾斜がプレーする者に恐怖感を与えるレイアウトとなっている。

また、選手たちは7ホールにかかるウォーターハザード、多種多様なバンカー、そしてフェアウェイに林立した密度のあるヤシの木立を攻略しなくてはならない。

“コブラ”の異名で知られる右ドッグレッグの1番ホールが、その後も続く試練を示唆している。このホールの右サイドは、森林に覆われた深い渓谷になっており、左サイドにはグリーン手前に高いヤシの木立が並んでいる。両サイドにバンカーが配されたグリーンへは打ち上げとなっており、深いラフを越えると木々の茂った谷が待ち構えている。

トリビア

・今回、マーカス・フレイザーが「メイバンク選手権」のタイトル防衛に成功すると、ヨーロピアンツアー史上、ヨーロピアンツアーの公式大会を連覇した2人目のオーストラリア人選手となる。これまではグレッグ・ノーマンのみがこれを達成しており(1981?82年の「ダンロップマスターズ」)、デビッド・グレアムも1981年と1982年に「ランコム杯」を制してはいるものの、1981年大会は公式大会ではなく、ヨーロピアンツアー認可の特別大会という位置付けだった。

・マレーシアはヨーロピアンツアーとアジアンツアーの共催大会が初めて開催された地であり、初の共催大会となった1991年の「マレーシアオープン」はジェリー・ノークイストが制覇した。

・2016年に始まった「メイバンク選手権」は、マレーシアで開催された3つ目のヨーロピアンツアー公式大会である。同大会以外には、これまで「マレーシアオープン(1999-2015)」と「イスカンダルジョホールオープン(2011)」が開催されている。

・サウジャナG&CCではこれまで何度もヨーロピアンツアーの大会が開催されている。クアラルンプールにある同コースでは、1999年、2001年、2004年、2005年、2007年、そして2009年に「マレーシアオープン」が開催されている。

・2016年に第1回大会が開催された「メイバンク選手権」は、ヨーロピアンツアーにとってアジアで開催された18番目の大会となった。

トンチャイ・ジェイディーはサウジャナに良い思い出を持っている選手である。タイのジェイディーは2004年と2005年に同コースで開催された「マレーシアオープン」を制し、ヨーロピアンツアーでの最初の2勝をこの地で挙げた。ヨーロピアンツアーでの最初の2勝を同一大会連覇という形で成し遂げたのは、今のところジェイディーが最後である。

マッテオ・マナッセロは2011年の「マレーシアオープン」を制し、17歳363日でヨーロピアンツアー2勝目を挙げた。これは史上2番目の若さでのヨーロピアンツアー制覇であり、17歳188日で2010年の「カステージョマスターズ」を制した彼は、ヨーロピアンツアー史上最年少優勝記録も保持している。

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