昨年大会を通算17アンダーで制したトンチャイ・ジェイディー(Adam Pretty/Getty Images)

バートグリースバッハゴルフリゾートでの「ポルシェヨーロピアンオープン」でタイトル防衛に臨むタイのトンチャイ・ジェイディーは、ドイツ再訪に喜びの表情を見せた。

昨年、イングランドのグレーム・ストームに1打差をつけて優勝した46歳のジェイディーは、今回も優勝を目標に掲げている。

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しかし、今夏の第100回「フランスオープン」で欧州ツアー8勝目を挙げ、ここで今季2勝目を狙うジェイディーは、練習ラウンドとプロアマの中止を余儀なくされた豪雨により、コースの状況は通常と異なることを承知している。

「またここに来られて嬉しいです。ここは大好きです。この大会は一番好きな大会の一つですので。ご存知の通り、私は昨年勝ちましたので、ここのことはよく覚えています」

「今年はコースがとても濡れていますね。初日が始まるまで誰もプレーしませんし、全く異なる状況になると思います。実質的な距離は長くなりますね」

「どの大会であれ、優勝者を予想するのは難しいものです。皆、勝つためにここに来ているわけですし、私の目標もこの大会で優勝することです。第一に私はこのゴルフコースが好きですし、第二に良いゲームプランを持っている必要がありますね」

「今年はいつもと違う状況になるのは分かっていますし、距離が長くなります。ドライバーの飛距離がモノを言うことになりますが、それはコース設定次第であり、皆にチャンスを与えるために、ティが前に出されるホールも出てくると思います」

「私はどんなコースにも対応できると思います。コース設定さえフェアであれば、皆にとって同様のチャレンジになるわけです。私はコースの長いメジャーでもプレーしていますが、今週は皆にとって良いチャレンジの場になると思います」

ジェイディーはタイトル防衛へ向け、木曜の午前8時10分にメジャー3勝のパドレイグ・ハリントンとオーストリアのベルント・ヴィースベルガーと同組でティオフする。

過去にドイツで2勝を挙げているハリントンにとってドイツは験の良い場所であり、彼は今回の「ポルシェヨーロピアンオープン」でドイツでの3勝目を狙っている。

「長年にわたり、ドイツでは良いプレーができているんだ。前にあったTPCで優勝し、『リンデドイツマスターズ』でも勝ち、BMWでは惜しいところまで行き、昔の『ドイツオープン』でもあと少しというところまで行ったね」

「『ポルシェヨーロピアンオープン』も、ぜひ優勝したいものだね」

「ツアーでも指折りのタイトルだよ。質の高い大会だからね。大会の隅々まで見渡してみれば分かるけれど、施設は良いし、全てにおいてトップクラスだよ。だから、勝つことができればとても大きなタイトルになるね」

「ポルシェはここで、スポンサーとしてとても良い仕事をしたね。どんな大会にも引けを取らないトップレベルの品質だよ」

「コースに出るのが楽しみだね」