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KLMオープン
期間:09/08~09/11  場所: ザ・ダッチ(オランダ)

「KLMオープン」の知っておくべきアラカルト

■2015年大会プレーバック

前年覇者のピータースが欠場!本命不在で大会は混戦に(※「D+D レアル チェコマスターズ」初日)

前年大会は、ベルギー出身の若手選手であるトーマス・ピータースが、欧州ツアー初優勝を遂げた「D+Dレアルチェコマスターズ」から間を置かずに、2度目の出場となったケネマーG&CCでツアー2勝目を挙げ、世界で最も刺激的なスター選手であるという事実を確定させた。

最終日を首位から2打差で出たピータースは、5アンダーの「65」をマークし、最終ホールでプレーオフの懸かった1.2メートルのパーパットを決め損なったイングランドのリー・スラッテリーに1打差をつけて勝利した。

最近「メイド・イン・デンマーク」を制し、欧州ツアーでの勝利数を3としてダレン・クラーク率いる「ライダーカップ」欧州代表入りも決めたピータースは、熱心な彼のファンですら想像もつかなかったような高みへ上ろうとしている。

クラークのワイルドカードに選出され、ヘイゼルティン行きを決めて以来の大会復帰を果たすとあり、ディフェンディングチャンピオンのピータースにとっては、刺激的で思い出深い週となることだろう。

■2016年のフィールド

ピータースのチームメイトとして、ヘイゼルティンで「ライダーカップ」をともに戦うクリス・ウッドが、この大会での自己最高位である2010年の11位タイを更新すべく、オランダのナショナルオープンに9度目の出場を果たすことになる。

アン・ビョンフンは今年5月、2015年に優勝した「BMW PGA選手権」にタイトル防衛を懸けて出場し、惜しくもウッドに敗れて以来の欧州ツアー復帰を果たす。

2013年の大会王者である地元人気のユースト・ラウテンもフィールドに名を連ねている。彼は、1972年にこの大会が欧州ツアーに組み込まれてからは、2003年のマーテン・ラフェバー以来2人目の母国優勝を果たした。「全英オープン」、「全米プロゴルフ選手権」、そしてリオ五輪に出場したラウテンが欧州ツアーのレギュラースケジュールに出場するのは、7月の「アバディーンアセットマネジメント スコットランドオープン」以来となる。

過去の大会王者としては、前述のラフェバー、スウェーデンのピーター・ハンソン、イングランドのサイモン・ダイソンが出場。先週の「オメガ欧州マスターズ」を制覇した直近の欧州ツアー王者であるアレックス・ノレンも今大会に出場する。

■コース

2011年に開場したばかりのザ・ダッチは、今週初めて欧州ツアーの大会を開催するとあって大きな盛り上がりを見せている。

名誉ある欧州ツアー・デスティネーションのメンバーであるザ・ダッチの高名なチャンピオンシップコースは、2010年の「ライダーカップ」を制した欧州代表キャプテンのコリン・モンゴメリーと欧州ゴルフデザインの共同設計である。

ドラマチックで波打つ景観を作り出すべく、造成に革新的な工事技術が採用された同コースは、起伏の緩やかなフェアウェイを印象的なハリエニシダのマウンドが囲んでいる。また、内陸リンクス型のザ・ダッチのグリーンは、滑らかで速きこと稲妻の如し、である。

これに加え、荘厳なクラブハウスが鎮座する今週の会場が、選手たちの間で好評を博すのは間違いないであろう。

■トリビア

・ケネマーG&CCで開催された1989年大会では、ホセ・マリア・オラサバル、ロジャー・チャップマン、そしてロマン・ラファーティにより9ホールにわたるプレーオフが行われた。イングランドのチャップマンは1ホール目でボギーを叩いて脱落したが、オラサバルとラファーティはその後も8ホールにわたり一騎打ちを続け、最後はダブルボギーを叩きながらも1994年と1999年の「マスターズ」王者であるオラサバルが大会を制した。

これは今日でも欧州ツアー史上最長プレーオフ記録として残っており、その後、プレーオフが9ホールに及んだ2013年の「スペインオープン」もこの記録に並んでいる。1989年は北アイルランドのラファーティとスペインのオラサバルが欧州ナンバーワンを懸けて戦う年となったが、最終的に笑ったのは「ボルボマスターズ」を制したラファーティだった。

・「KLMオープン」は欧州ツアーの歴史において独特の位置を占めている。1976年にはセベ・バレステロスが19歳121日で大会を制し、1982年にはポール・ウェイが19歳149日で制覇。2度にわたりティーンエイジャーが制覇した初めての大会となったのである。その後、2010年にノ・スンユルが18歳282日で、2011年にマッテオ・マナッセロが17歳363日でそれぞれ「メイバンクマレーシアオープン」を制している。

・ 欧州ツアーに組み込まれて以来、この大会で母国制覇を成し遂げたのは、マーテン・ラフェバー(2003年)とユースト・ラウテン(2013年)の2人のみである。

・1912年に第1回大会が開催された「KLMオープン」は今年で97回目の開催を迎える。また、同大会は、1972年に欧州ツアーが始まって以来、毎年開催されている7大会のうちの一つである。「全英オープン」、「スペインオープン」、「フランスオープン」、「イタリアオープン」、「オメガ欧州マスターズ」、「PGA選手権」、そして「KLMオープン」がその7大会にあたる。

・ディフェンディングチャンピオンのトーマス・ピータースは目下絶好調である。オリンピックの男子ゴルフ競技で4位に入った彼は、「D+Dレアルチェコマスターズ」で2位に入ると、「メイド・イン・デンマーク」で優勝を果たした。彼のこの3大会でのスコアを総合すると、通算40アンダーとなる。

・「KLMオープン」がザ・ダッチで開催されるのは今回が初めて。欧州ツアー初年度以来、この大会を開催するのは、コリン・モンゴメリー設計の同コースが7つ目のコースとなる。


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