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”アメイジング・グレース”がカタールで快挙達成

「コマーシャルバンクカタールマスターズ」は、最終日のドーハGCを「69」でラウンドしたブランデン・グレースが大会史上初の連覇を遂げて幕を閉じた。

大会2勝のポール・ローリーから2打差の2位タイで最終日をスタートした南アフリカ出身のグレースは、「70」切りがわずか4選手に留まるコンディションのなか、スコットランド出身のローリーが「78」と大叩きして後退するのを尻目に、着実にスコアを伸ばして通算14アンダーで上がり、ラファ・カブレラベローとトービヨーン・オルセンに2打差をつけてヨーロピアンツアー7勝目を達成した。

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スペインのカブレラベローは上がり3ホールで連続バーディを奪い、ここ6年でこの大会3度目のトップ3入りを果たし、一方のオルセンは最終ホールで4.5メートルのバーディパットを決めて2位タイに入った。

ブラッドリー・ドレッジは4連続バーディでラウンドを締め括り、通算11アンダーとして、アンドリュー・ジョンストンリー・スラッテリーのイングランド人コンビと並ぶ4位タイで大会を後にした。

大会前は世界ランキングのトップ10入りへの意欲を公言していた世界11位のグレース。今季出場した5大会全てでトップ10入りを果たしているこの調子を維持することができれば、遠からずその目標は現実のものとなりそうである。

「最高だね」とグレース。「言葉が見つからないとはこのことだよ」。

「今週、ここでのタイトル防衛は大きなことだったんだ。タイトル防衛となると、その週は更に多くのプレッシャーに晒されるし、より多くの物事が出来るからね」。

「こうしてタイトル防衛が果たせたのは本当にすばらしいことだし、これまで夢に見てきたことなんだ」。

「それを達成するのにカタール以上の場所はないね。昨年のここでの勝利は、それまでで一番大きな勝利の一つだったし、今回の勝利は更にその一段上を行くものになったね」。

「こういうのは、キャリアを積むにつれ、大きな成長曲線となるんだ。今週は多くを学んだよ。忍耐を学んだし、タイトル防衛には何が必要なのかを学んだね」。

「それだけでなく、またこうして優勝を重ねることができた。昨年も優勝はしているけれど、随分前の出来事のような感じがしていたので、今季もまた勝者の仲間入りができて良かったね」。

最終組のグレースとローリーは共にバーディ発進となったが、ローリーはその後、スコアを4つ落とし、前半を「39」とした。一方、グレースは5番でボギーを叩くも、6番でバーディを奪ってバウンスバックを果たした。

27歳のグレースは10番で見事なショットからバーディを奪って2打差の首位に立つと、最終ホールでも同様のショットからバーディを奪い、後続選手による終盤のチャージが遅きに失したことを証明した。

オルセンは同組のグレースとローリーが5番でボギーを叩いた時点では首位に並ぶも、その後の8ホールを連続パーとしたことで優勝のチャンスをふいにしてしまった。

一方、カブレラベローは8番でダブルボギーを叩くなど、16番ティに立った時点ではこの日のラウンドを1オーバーとしていたが、終盤の見事なチャージにより、2012年の「オメガドバイデザートクラシック」王者は湾岸地域でのすばらしい成績を継続させた。

ドレッジもラスト4ホールの時点ではこの日のラウンドを1オーバーとするも、そこから目を見張るチャージを見せて最終日を「69」とし、一方、ジョンストンとスラッテリーは共に4バーディ、2ボギーの「70」で最終日をラウンドした。

通算8アンダーの7位タイにはリチャード・ブランドジョージ・クッツェートミー・フリートウッドセルヒオ・ガルシアリカルド・ゴウベイア、そしてルイ・ウーストハイゼンが入り、後半を「39」としたローリーはその1打後方で大会を終えた。

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2016年 コマーシャルバンク・カタールマスターズ



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