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2014年 ネッドバンクゴルフチャレンジ
期間:12/04〜12/07 場所:ゲーリー・プレーヤーCC(南アフリカ)

ステンソンとバンジルが首位発進

南アフリカで開催されている「ネッドバンクゴルフチャレンジ」は初日を終え、体調不良から回復したヘンリック・ステンソンが首位タイに立つ展開となった。

スウェーデン出身のステンソンは、大会への準備段階で体調を崩していたが、大会初日はその影響を全く感じさせないラウンドを展開し、ゲーリー・プレーヤーCCを6バーディ、ノーボギーで回ってジャコ・バンジルと並び、リーダーボードの頂上に立った。

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ヨーロピアンツアー初優勝を狙うバンジルは、14番、15番、そして17番と終盤にバーディを固め、首位のステンソンに並んだ。

ステンソンはヨーロピアンツアーですでに9勝しているが、2015年シーズンの最終戦である「DPワールド ツアー選手権 ドバイ」を最下位タイで終えたとあり、体調不良に加え不調の波と格闘する形で大会初日を迎えていた。

しかし、南アフリカで見事復調を遂げた2008年の大会王者であるステンソンは、出だしの2ホールで立て続けにバーディを奪うと、6番、7番、9番とバーディを重ね、前半を「31」として後半へ折り返した。

10番ではバンカーから見事な寄せワンでバーディを奪い6アンダーまでスコアを伸ばしたステンソンは、その後17番で深いフェアウェイバンカーから素晴らしいリカバリーでバーディチャンスにつける場面もあったが、8ホール連続パーとしてこの日のラウンドを終えた。

「風邪で3日間寝たきりで、火曜のプロアマを欠場した時点では大会でプレーできる可能性は5%ほどだったんだ」とステンソン。「今朝はだいぶ体調も回復し、ドクターも欠場する必要はないとのことだった」。

「スコアには満足しているけれど、最後の数ホールはエネルギー切れになってしまったね。14番からは足がゼリーみたいになってしまい、苦戦を強いられたんだ」。

「上がり数ホールでいくつか好機を逸してしまったけれど、1番ティで6アンダーというスコアを提示されていたら受け入れていただろうから、とても満足しているよ」。

サンシャインツアー13勝を誇るバンジルも、この日はノーボギーのラウンドとなり、2番、3番、そして9番でバーディを奪うと、終盤のバーディラッシュでステンソンに追いつき、ディフェンディングチャンピオンのダニー・ウィレットに1打差をつけてこの日のラウンドを終えた。

「ネッドバンクゴルフチャレンジ」は初出場となる36歳のバンジルは、1番ティに立った際はナーバスになったと明かしたが、その緊張が表面化することはなかった。

「この大会へ出られるのは光栄であり、名誉なことだね」とバンジル。「僕は毎年2つの大会をテレビで見るんだ。『マスターズ』とこの大会だね。だから今朝起きたときは、ビールとつまみの準備が整っているか確認する代わりに、靴が綺麗に磨かれ、クラブが掃除されて仕事へ行く準備が整っているか確認しなくてはいけなかったんだ」。

「1番ティでは心臓が喉元まで上がってきているのが感じられたね。初めの3ホールは心拍数が落ちることはなかったけれど、早々にいくつかバーディを奪うことができたので、多少緊張感を和らげることができたんだ」。

「フェアウェイは14回中10回キープすることができたし、外したときもファーストカットだったのでトラブルにはならなかったんだ。パー4ではショートアイアンでもう少しピンに近づけられたらと何度か思ったけれど、重要なのは27パットで上がれたことだね」。

「あしたはすべての瞬間を楽しみたいと思う。ここにいるのは本当にドキドキする体験だからね。南アフリカ人として、この大会の一部でいられるのは驚異的なことなんだ」。

ステンソンと同組でプレーしたウィレットは、ステンソン同様、出だしの2ホールでバーディを奪うと、5番では1.8mのバーディパットを難なく沈め、昨年4打差でこの大会を制した勢いを見せるかに見えた。

しかし、ステンソンのペースにはついて行けず、10番と15番でバーディを奪いはしたものの、首位から1打差で2日目を迎えることとなった。

ウィレットの1打後方の4アンダーには、早めのスタートで集団から抜け出したマーク・レイシュマン、そしてブランデン・グレースの2人がつけている。

第1組でスタートした豪州出身のレイシュマンは、カート道の横から打ったこの日の2打目で、早くも今週のベストショットの候補となるピンそば1mに寄せる美技を見せた。続くバーディパットは外したが、5番と9番でバーディを奪い、前半を「34」とした。32歳のレイシュマンはその後、14番と最終ホールでバーディを奪い、初日はノーボギーの出だしとなった。

前週の「アルフレッド・ダンヒル選手権」でトップ10入りを果たしたグレースは、2番、3番、9番、10番、そして14番でバーディを奪い、首位に肉薄するも、17番でパーセーブに失敗し、4位タイに後退した。

3アンダーグループにはロス・フィッシャーマシュー・フィッツパトリックのイングランド人コンビ、そして「世界ゴルフ選手権HSBCチャンピオンズ」王者のラッセル・ノックスと米国のロバート・ストレブがつけている。

昨年2位のフィッシャーは、過去3回の出場でいずれもトップ10入りを果たすなどこの大会では見事な成績を収めており、この初日は12番までを4アンダーと好ペースでラウンドするも、15番でこの日唯一のボギーを叩いた。

ルーキーイヤーに10度のトップ10入りを果たしたフィッツパトリックは、その勢いを持続させるべく、2番、3番、10番とバーディを奪い、15番ではボギーを叩くも、18番でバーディを奪い返してこの日のラウンドを締めくくった。

上海での勝利により、この大会でヨーロピアンツアーのフルメンバーとしてのデビューを飾ることになったスコットランド出身のノックスは、ダレン・クラーク率いる「ライダーカップ」欧州代表チーム入りを狙っていることを宣言した。

この日のラウンドは4バーディ、1ボギーと、ノックスはその大きな目標へ向け着実に歩を進めることとなり、同じく初日を4バーディ、1ボギーでラウンドしたストレブと6位タイで並んだ。

2アンダーにはキラデク・アフィバーンラトトンチャイ・ジェイディーミゲル・アンヘル・ヒメネスルイ・ウーストハイゼン、ベルント・ウィスベルガー、そしてクリス・ウッドがつけており、ビクトル・デュビッソントミー・フリートウッドアンディ・サリバン、そしてシャール・シュワルツェルは1アンダーでこの日をラウンドし、出場30人中19人がアンダーパーでラウンドする大会初日となった。

1番でトリプルボギーを叩きながらも5連続バーディで盛り返すなど、出入りの激しいゴルフを展開したキーガン・ブラッドリーはイーブンパーで初日を終えた。ブラッドリーは7番から2連続ボギーを叩くも、11番でバーディを奪って1アンダーとすると、14番と16番でボギーを叩き、最終ホールでバーディを奪ってイーブンパーに戻したのである。

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