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2015年 BMWマスターズ
期間:11/12〜11/15 場所:レイクマラーレンGC(中国)

ジェイディーがBMWマスターズで躍進

「BMWマスターズ」は、軒並みスコアが伸びたレイクマラーレンGCでの3日目を「66」でラウンドしたトンチャイ・ジェイディーが1打差の首位で最終日を迎える展開となった。

2日目を終え首位に立ったルーカス・ビェルレガードから3打差で3日目をスタートしたジェイディーは、その折り返しで首位に並ぶと、バックナインで2つのバーディを奪い、ビェルレガード、アン・ビョンフン、そしてセルヒオ・ガルシアをかわして単独首位に立った。

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ここ上海での勝利はジェイディーにとって今季ヨーロピアンツアーでの2勝目、そしてキャリでは通算8度目の勝利を意味するだけでなく、「レース・トゥ・ドバイ」でも大きな飛躍を遂げることになる。

今週は「レース・トゥ・ドバイ」で首位を走るロリー・マキロイが大会に出場していないとあって、彼を追う後続集団にはシーズン最終戦の「DPワールドツアー選手権」を前に北アイルランド出身のマキロイを年間ランキングでかわすチャンスとなっている。

しかし、マキロイをランキング2位で追うダニー・ウィレットは土曜を「70」でラウンドし、首位の10打後方に沈んでおり、マキロイをかわすチャンスを握っている選手の中ではジャスティン・ローズが通算10アンダーで最も優勝に近い位置につけている。

一方、ジェイディーは日曜のラウンドを終えた段階でリーダーボードのトップに立っていられれば、「レース・トゥ・ドバイ」でのランキングを3位まで上げることができる。

「明日はとても大きな一日になりますね」とジェイディー。

「このように良いプレーが持続でき、今日のようなパフォーマンスが示せれば、優勝のチャンスはありますね。しかしゴルフでは、明日の72ホール目でどうなっているのか分かりませんからね」。

「思うにアイアンのプレー、そしてパッティングが鍵でした。明日は自分のゴルフをプレーしたいと思います」。

「良いプレーをして、何度もグリーンを捉えることができました。パットがとても良かったですね」。

「今週はゲームプランが当たっていると思います。アイアンが良く当たっていますし、パッティングについて取り組んでいることが今日は自信に繋がりました」。

「6アンダーはとても良いスコアですね」。

3日目の序盤に動きを見せたのはトーマス・ピータースで、彼は出だしから4連続バーディを奪うと、7番でもバーディを奪い、通算7アンダーで後半へ折り返した。

それでも3日目を首位で迎えたビェルレガードとはこの時点で5打差ついており、24歳のビェルレガードは2番で4.5メートルのバーディパットを沈めて通算13アンダーとするも、ジェイディーも追いすがり、首位との差を3ストロークに留めた。

アンも1番でバーディを奪って通算10アンダーとするが、ジェイディーは3番でバーディを奪い、更にパー3の4番ではティショットをピン側1.5メートルに寄せて連続バーディを奪って首位との差を1ストロークに縮めた。

ガルシアは出だし4ホールをパーとすると、5番で7.5メートルのバーディパットを沈めて通算10アンダーとした。

ジェイディーはトリッキーな5番をパーとすると、6番ではティショットをピン側数十センチに寄せてバーディを奪い、通算13アンダーで首位に並んだ。

ジェイディーは8番でこの日5つ目のバーディを奪って単独首位に抜け出すも、ビェルレガードも9番でバーディを奪って応戦し、首位タイに並んだ。一方、ガルシアは通算11アンダーアンダーまでスコアを伸ばすも、10番ではボギーを叩いて一つ後退した。

ピータースは10番でボギーを叩いて勢いが削がれたかに見えたが、11、12、15、16、18番とバーディを奪い、この日のラウンドを「63」としてクラブハウスターゲットを通算11アンダーに定めた。

アンは11番からの3連続バーディでスコアを通算13アンダーまで伸ばすも、首位を行く2人も順調にスコアを伸ばし、ジェイディーが12番でバーディを奪うと、ビェルレガードも13番でバーディを奪って応戦した。

ジェイディーは14番でもバーディを奪うが、後続も順調にスコアを伸ばし、クリストファー・ブロベリは3日目を「64」でラウンドし、通算13アンダーとして3日目のプレーを終えた。

スウェーデン出身のプロベリは出だしの6ホールをパーとするも、7番でイーグルを奪うと、その後9ホールで7つのバーディを奪ってリーダーボードを駆け上がり、17番では惜しくもボギーを叩いた。

これによりブロベリは通算13アンダーのグループに加わり、その中の一人だった「BMW PGA選手権」王者のアンは15番でバーディを奪って集団から抜け出し、首位との差を2ストロークとすると、ビェルレガードも16番でボギーを叩いてアンと並ぶ展開となった。

すると、13番からの5ホールで4つのバーディを奪ったガルシアも通算14アンダーのグループに加わり、時を同じくして首位のジェイディーが2打目をショートした18番でボギーを叩いた。

ブロベリは単独5位で最終日を迎えることとなり、その1打後方の通算12アンダーのグループには5人の「ライダーカップ」スターが並んだ。

2013年の「レース・トゥ・ドバイ」王者であるヘンリック・ステンソンは7バーディ、ノーボギーの「65」で3日目をラウンドし、一方、米国のパトリック・リードはそれを更に1打上回る8バーディの「64」で3日目をラウンドした。

17番で見事なチップインを見せたロス・フィッシャーは3日目を「67」とし、イングランドの同胞のイアン・ポールターは最終ホールでボギーを叩くも、3日連続の「68」でスコアをまとめた。

イングランド勢3人目の男であるポール・ケーシーは、7バーディ、3ボギーで3日目をラウンドし、首位から3打差のグループにつけている。

通算11アンダーにはピータースと、バックナインで記録破りのプレーを披露したマーカス・フレイザーがつけている。

豪州のフレイザーはイーブンパーで前半を終えるも、10番、11番、13番、14番、そして15番とバーディを奪い、18番では2打目を直接カップにねじ込み、「BMWマスターズ」史上ベストハーフとなる「29」でバックナインを回ったのである。

通算10アンダーにはローズ、今季10度目のトップ10入りを狙うマシュー・フィッツパトリック、そして「トルコ航空オープン」を制したビクトル・デュビッソンが続いている。

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