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UBS香港オープン
期間:10/22~10/25  場所: 香港GC(香港)

最終日の激闘を制したローズが香港で戴冠

ジャスティン・ローズがファンレンでのルーカス・ビエルゴールとのドラマチックな最終日の一騎打ちを制し、1打差で「UBS香港オープン」を制覇した。

2日間にわたり香港GCで抜きつ抜かれつの勝負を繰り広げた2人は、最終日を首位タイでスタートすると、12番のティに立った際も首位で並んだままだった。

しかし、ビエルゴールは14番で叩いたダブルボギーが致命傷となり、後半を「34」でラウンドしたローズが通算17アンダーとして、欧州ツアーでは4季連続となる優勝を遂げた。

「ルーカスはすばらしいゴルフをプレーしたよ」とローズ。「この大会で初めて彼と一緒にプレーする機会を得たんだ。僕は彼にすっかり魅了されてしまったよ。彼のゴルフだけでなく、気質と人柄にね」。

「今回の僕らのように集団を抜け出した状況では、彼にとって厳しい敗戦になっただろうね。でも彼は敗れたわけじゃないんだ。単に僕ら2人がすばらしいプレーをして、集団を引き離したというだけなんだよ」

「やるべきことが果たせてとても満足している。先週はナパでも勝つチャンスがあったね。僕は首位タイで10番ホールを迎えたのだけど、自ら勝つチャンスをふいにしてしまったんだ。今回は何としても勝ちたいと思ったよ」

ローズは欧州ツアー8勝目を挙げたことにより「レース・トゥ・ドバイ」でシェーン・ローリーを抜いて4位にランキングを上げた。2007年に「オーダー・オブ・メリット」を制しているローズは、「DPワールドツアー選手権」で再びツアーのトップに君臨したいと考えている。

「ドバイは、僕がこれまで特に良い成績を残している大会だからね」とローズ。「あそこでは何度か2位になっているんだ。今度こそはその壁を突破したいね」。

「そしてドバイで勝つことができれば、(レース・トゥ・ドバイを制して)全てを締めくくるチャンスが生まれるから、これからの数週間を楽しみにしているんだ」

リーダーボードの下の方では「レース・トゥ・ドバイ」で110位以内に入り、来季のシード権を獲得するためのさらに劇的な戦いが繰り広げられていた。

ランキングを117位として今週の大会に臨んだマット・フォードは7位タイで大会終え、無事シード権を確保した。彼の一つ後ろの118位で大会に臨んだベン・エバンスはフォードの1打及ばない位置で大会を終え、ランキングを111位として、ギリギリのところでシード権獲得を逃した。

首位の2人は通算15アンダーで最終日をスタートすると、ローズが2番で6メートルのバーディパットを沈めて一歩抜け出した。

ビエルゴールはロングホールの3番で、2打目がグリーンを大きく越えるも、ピッチショットでピンそば1.8メートルに寄せるリカバリーを見せ、先にパットした同じく3オンのローズがラインを見せる格好となり、バーディを奪って世界7位のローズに並んだ。

ビエルゴールは4番でもバーディを奪って単独首位に抜け出したが、8番で1メートルのパーパットがカップの縁に嫌われ、再び通算16アンダーに後退した。

しかし9番でビエルゴールが見事な2打目からバーディを奪ったのに対し、ローズは3パットのボギーを叩いたため、両者の差は一瞬にして2ストロークに開いた。

後半に入り、ローズが10番でバーディを奪って1打差まで戻すと、11番では木々に打ち込んだビエルゴールがボギーを叩いたのに対し、ローズはパーとしたため、再び2人は首位で並んだ。

しかし、12番ではビエルゴールが9メートルのバーディパットを決めて再び単独首位に抜け出し、勝負は2日連続で打ち合いの様相を呈した。

パー5の13番では2人ともティショットをラフに打ち込み、2打目はフェアウェイへ出すだけにとどまった。そこから2人とも寄せワンで見事にバーディを奪い、両者は1打差のまま14番を迎えた。

そして14番はこの日2度目の一気に2打差がつくホールとなった。ティショットをラフに打ち込んだビエルゴールは2打目を木の枝に当てた。ローズは惜しくもバーディパットを決め損なうも、ビエルゴールもボギーパットを外したため、両者の立場は一気に逆転した。

15番を両者ともにパーとして向かえた16番では、ローズが2打目をピンそば4.5メートルにつけてバーディを奪い、リードを2打差に広げ、最終ホールではボギーでも優勝という状況を作り出した。

「ここ2日間のジャスティンとのバトルは楽しかったですね」とビエルゴール。「僕は彼のような選手と競い合いたいと思っていますし、少なくとも彼に脅威を与えることはできたと思います」。

「あの14番でのダブルボギーが高くつきましたね。13番ではラッキーな流れもあってバーディが奪えて良かったのですが」

「14番でのダブルボギーが全てを台無しにしてしまったわけですが、全体的には自分のプレーに満足しています。特にこの週末のプレーには満足ですね」

「前に日曜を最終組でプレーしたときは『89』を叩きました。今日はそれよりも20打良かったわけですから御の字ですよ」

8バーディ、2ボギーの「64」でこの日のベストスコアをマークした韓国のイ・スミンはリーダーボードを駆け上がり、3位タイで大会を終えた。

一時、通算13アンダーまでスコアを伸ばしたマシュー・フィッツパトリックが単独3位で大会を終えるかに見えたが、上がり4ホールで3つのボギーを叩いて通算11アンダーまで後退し、4人で3位を分け合うかたちとなった。フィッツパトリックは「ブリティッシュマスターズ」のタイトルに加え、今季はこれで5度の目のトップ3入りとなった。

最終日を「67」でラウンドした米国のパトリック・リードも通算11アンダーの3位タイで大会を終え、豪州のジェイソン・スクライブナーも同じく3位タイに入ったが、わずかに来季のシード権獲得には至らなかった。

1打差の7位タイには、最終日を「69」としたフォード、アニルバン・ラヒリ林文堂Y.E.ヤンが入った。

後半を「31」でラウンドしたエバンスは、午前のラウンドでリーダーボードを駆け上がり、通算9アンダーの11位タイまで順位を上げるも、シード権獲得には十分ではなく、ほんの1007ポイントの差で2016年の枠を逃すこととなった。

同じく通算9アンダーの11位タイには川村昌弘が入り、1打差の通算8アンダーグループにはガガンジート・ブラートンチャイ・ジェイディー、C.T.パン、アンジェロ・キューピーター・ユーラインが入った。

「レース・トゥ・ドバイ」の順位を110位として今週を迎えたプロム・ミーサワットは、上がり6ホールで5つのバーディを奪ったことが物を言い、108位にランキングを上げてシード権を確保。クリス・ペイズリー、木曜に失格処分となったレナート・パラトーレもそれぞれランキングを109位と110位としてシード権を確保した。

駆け込みで大会出場にこぎ着け、2016年の欧州ツアーのメンバーシップを維持する上で課せられた最低13大会への出場義務をクリアしたイアン・ポールターは最終日を「69」でラウンドし、通算5アンダーで大会を終えた。


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