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アイルランドオープンbyロリーファウンデーション
期間:05/28~05/31  場所: ロイヤルカウンティーダウンGC(北アイルランド)

劇的な勝利でケルドセンが6年振りの戴冠

三つどもえのプレーオフの末に「アイルランドオープン」を制したソレン・ケルドセンが6年振りの欧州ツアー優勝を飾った。

デンマーク出身のケルドセンはプレーオフ1ホール目でバーディを奪い、ベルント・ウィスベルガーとエディ・ペパレルを退けた。ペパレルは敗れはしたものの、この成績により7月にセントアンドリュースで開催される「全英オープン」の出場権を手に入れたことが大きな慰めとなっただろう。

2打差の首位で最終日をスタートしたケルドセンだったが、この日は「76」として、何とかプレーオフの一角に加わることに成功した。

2009年に「アンダルシアオープン」を制して以来優勝から遠ざかっていた40歳のケルドセンは、この日2度目の18番で緊張感を押さえ込み、しびれるバーディパットはカップの縁を回ってそのままカップインした。

最終日はアンダーパーでラウンドした選手がわずか4人にとどまる中、風をものともしなかったペパレルは、ノーボギーの「69」とこの日のベストラウンドに匹敵するスコアを出し、通算2アンダーとしてクラブハウスに上がった。

最終日を「73」でラウンドしたウィスベルガーも、若きイングランド人選手と通算2アンダーで並び、後は残り2ホールで1打リードしているケルドセンを待つのみとなった。

3日目に上がり2ホールをボギーとしたケルドセンはこの日、17番で3パットのボギーを叩いたものの、18番では何とかパーパットをねじ込み、勝負は3人によるプレーオフへと持ち越された。

エクストラホールに入って立て直しに成功したケルドセンは、548ヤードのパー5でティショットをフェアウェイど真ん中へと運んだ。ケルドセンが2打目でグリーンをとらえたのに対し、ウィスベルガーとペパレルは遠回りを余儀なくされた。

ペパレルは生き残りをかけたチップショットを外し、ウィスベルガーもグリーン奥からの6メートルのバーディパットを外したため、ケルドセンには短いウィニングパットが残され、ボールがカップの縁を回るきわどいパットとなるも、これをきっちりと決めた。

「3週間前、僕はオーダー・オブ・メリット(『レース・トゥ・ドバイ』と同義)では112位で、あまり良いゴルフをしていなかった」とケルドセン。
「(2週間前)40歳になったとき、これで俺はおしまいなのか?と思いを巡らせたんだ。そして今、僕はここに立っている。本当に信じられないよ」

ケルドセンは過去に3度欧州ツアーを制した際も最終日を首位でスタートしていたが、この日はスタートホールで同組のマックス・キーファーにより、いきなりそのアドバンテージが削り取られたため、その後は神経を消耗する戦いを強いられる展開となった。

8番でダブルボギーを叩くなど、前半9ホールで4つスコアを落としたが、ライバルたちも同様に厳しいコンディションに手を焼いた。
ケルドセンはこの日唯一のバーディを奪った12番で再び単独首位に返り咲くも、14番と17番でボギーを叩いた。

「ちゃんと息をしたのは14番が最後だった」とケルドセン。

「これまで勝った大会でここまで緊張したことはなかったね」

「リーダーボードは見ないようにしていたのだけど、スコアを落とし始めたところで見るようにしたんだ。苦しんでいるのは自分だけじゃないというのが分かり、ちょっとした励みになったからね。本当に過酷な一日だったよ」

「ショットは右、左、そして真ん中とぶれていたけれど、15番で素晴らしいパーセーブがあり、プレーオフでの2打目の3番ウッドは格別だったね」

ケルドセンから7打差でこの日をスタートしたとあって、ペパレルには満足すべき要素がたくさんあったと言える。

24歳のペパレルはこれで「全英オープン」初出場を確定させ、同じく若きイングランド人のティレル・ハットンも通算1アンダーとして、4位タイのラファ・カブレラベローをかわす形でセントアンドリュース行きのチケットを手にした。

「すばらしいですね。18番からの去り際にキャディから言われるまで(『全英』の出場権獲得は)意識していませんでした」とペパレル。この日は8番と13番でバーディを奪った。

「これは本当にボーナスですね。すでに父と何人かの友人は、何があってもあそこへ駆けつける計画を立てているでしょうね。それだけに、もう今から楽しみですね」

土曜を「67」でラウンドし、優勝戦線に復帰したペパレルは「良い週末でしたし、今日も良い一日で勝つチャンスのある位置につけることができました」と加えた。

「全体的にはとても満足しています」

先週、ウェントワースで厳しい時間を過ごしたウィスベルガーもペパレル同様に満足感を見せたが、プレーオフでグリーンを狙った2打目がショートしたことに驚きを隠せなかった。
「とても良い感じで3番アイアンが打てたと思った。的へ向かって一直線だったからね」とウィスベルガー。

「なんであんなにショートしたのか分からないんだ。あのライからだと、自分の予想より15から20ヤードほど短かった」

オーストリア出身のウィスベルガーはチップショットを寄せ切れず、グリーン奥から難しいタスクを残してしまった。

「18番での2つのお粗末なチップショットにより勝負を次のホールへ持ち越すことができなかった」とウィスベルガー。

「でも全体を通して見れば、特に先週のプレーを考えると、自分を誇りに思うべきだし、2位にはとても満足している。2週間後には僕の一番好きな大会(地元オーストリアの『ライオネスオープン』)が控えているだけに、そこではもう一つ上の順位を目指したいね」


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