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チョウラシアが引き続き大会をリード

「ヒーローインディアンオープン」での見事なノーボギーのラウンドは途絶えたものの、大会3日目を終えシブ・シャンカラ・プラサド・チョウラシアが母国でのヨーロピアンツアー3勝目へ向けて順調に首位を快走している。

この大会2勝を誇る36歳のチョウラシアは、初日と2日目を共にノーボギーの「65」と「67」でラウンドし、このコースのスペシャリストであるシディクール・ラーマンに1打差をつけて単独首位で大会を折り返した。

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チョウラシアはその後も16ホールはノーボギーのラウンドを続け、52ホールまで連続ノーボギーの記録を伸ばしたのだが、ショートホールの17番では2つあるガードバンカーの奥にあるウェイストエリアにボールを打ち込み、2打目もピンから9メートルに寄せるのが精一杯で、ここから2パットして、とうとう大会初のボギーを叩いた。

しかしながら、それまでに奪った3つのバーディが物を言い、チョウラシアは3日目を「69」でラウンドして通算12アンダーまでスコアを伸ばし、3日目を「70」でラウンドしたシディクールとの差を2ストロークまで広げることに成功した。これで、優勝争いはこの2人による一騎打ちの様相を呈してきた。

3位にはこの日をノーボギーの「67」でラウンドした豪州のマーカス・フレイザーが通算7アンダーでつけており、これをこの日のベストスコアとなる「65」を記録したスウェーデンのダニエル・チョプラとタイのプラヤド・マークセンが通算6アンダーの4位タイで追う展開となっている。

「とてもいい気分だ」と首位のチョウラシア。「いくつかパットを外したけれど、それでも満足だね」

「17番では8番アイアンのショットをミスしてしまったけれど、あれがなければノーボギーだったわけだから」

「最終日はポジティブに考えてプレーしたいね。最終日はいつだって特別なものだから、攻撃的にプレーしようと思う」

「今日は自分のゴルフをプレーした。特にマッチプレーのようには考えなかったんだ。もし、誰かが差を詰めて来るようだったら、そうさせるさ。僕は自分のゴルフに集中するだけだよ」

これまでヨーロピアンツアーで挙げた2勝を何れもインドの地で果たしているチョウラシアは、1番では1.5メートルの、2番では4.5メートルのバーディパットを立て続けに沈める絶好のスタートを切った。

チョウラシア同様にこのコースで勝利を飾った経験があり、これまで出場した同コースでの大会では11回中10回トップ10入りを果たしているバングラデシュのシディクールも、1番では2打目をタップイン圏内に寄せてバーディを奪い、その後は2打差をキープする展開となった。

両者共にパーが続く展開のなか、チョウラシアはロングホールの8番では運を味方につけた。右に外れたティショットが木の枝に当たり、跳ね返ったボールは40ヤード前方のフェアウェイの際に着地したのである。しかしながら、世界204位のチョウラシアは1.5メートルのバーディパットを外し、このホールをパーとした。

そして、続く9番では、チョウラシアは運ではなく、実力で窮地を脱してみせた。ティショットを左へ大きく外し、グリーンへのルートが遮られていたため、2打目はチップショットで真横に出さざるを得なかったのであるが、3打目をピンそば1.5メートルに寄せ、このパットを沈めてパーをセーブしたのである。

シディクールも折り返しまではパーが続き、2打差のまま後半を迎えると、30歳の彼は13番で8メートル弱のバーディパットを決めて、連続パーを11ホールで終わらせるも、チョウラシアが同じホールで更に短い距離のバーディパットを沈めたため、両者2ストローク差のまま終盤を迎えた。

両者の差は、シディクールが15番でダブルボギーを叩いたことにより、一時的に4打差まで広がった。シディクールはこのホールでティショットを大きく左へ外すと、2打目は真横へ出すだけに留まり、3打目はガードバンカーに捕まり、そこからの寄せワンに失敗したのである。

しかしながら、チョウラシアの終盤のボギーと、シディクールの最終ホールでのバーディにより、最終日は非常に興味深い一騎打ちが約束される展開となった。

「良い一日でした」とシディクール。彼は今大会を共催するアジアンツアーではこれまで2勝を飾っている。「良いリズムで、ダブルボギーを叩くまでは幾つか良いセーブがありましたね」

「よく盛り返すことができたと思いますし、17番では素晴らしいパーセーブがあり、最後はバーディを奪うことができましたから、結果として今日の1アンダーには満足ですよ」

「最終ホールのバーディは重要です。このゲームでは何が起こっても不思議ではありません。明日が楽しみですし、木曜のようなプレーができたら良いですね。今日はSSPのプレーを意識し過ぎないようにしました。自分のゴルフに集中し、パーオンをし続け、幾つかバーディパットを決めるようトライしました」

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2015年 ヒーローインディアンオープン



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