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ウィスベルガー、オールスター揃い踏みのリーダーボード最上位に

「オメガドバイデザートクラシック」は初日を終え、最近の好調を維持したオーストリアのベルント・ウィスベルガーが首位に立つ展開となった。

アブダビでは6位、そしてカタールでは最終ラウンドで同組だったブランデン・グレースに競り負けて3位に入ったウィスベルガーは、初日を8バーディ、ノーボギーの「64」でラウンドした。

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これにより、ウィスベルガーはスター選手がひしめくリーダーボードのトップに立ち、1打差でかつての世界ナンバーワンであるリー・ウェストウッド、「南アフリカオープン」の覇者アンディ・サリバン、米国のピーター・ユーライン、そしてベルギーの飛ばし屋ニコラス・コルサーツが追う展開となっている。

現世界ナンバーワンのロリー・マキロイもエミレーツGCにてここのところの好調を勝利に結びつけるべく好スタートを切ったが、惜しみどころは彼にとって最終ホールとなった9番でドライバーを大きく外してボギーと叩いたことであり、これによりウィスベルガーからは2打差と開いた。

好スコアが続出した良好なコンディションのなか、ウィスベルガーは2アンダーで前半を折り返すも、後半に入ると13番から5連続バーディを奪うなど、6つのバーディを奪う攻勢を見せた。

「ソリッドなバックナインだったと言うべきだろうね」と29歳のウィスベルガー。ヨーロピアンツアー2勝の彼は2012年にその勝利の両方を挙げている。

「終盤に勢いに乗り、あと少しで6連続バーディというところだった。グリーンは予想していたよりも若干遅かったのだけど、ひとたびペースをつかんだら、上手く行くようになった」

「マジリスではいつも良いプレーをしてきたんだ。ここでは多くのバーディが奪えるということを分かっているんだよ」

「感じは上々だね。自分のゴルフには至極満足だ。トラブルに陥ったとしても、しっかりスクランブルできると分かっているんだ。とはいえ、かなり良い感じでショットが打てているから、まだそういう状況にはなっていないけれどね」

コルサーツも一時は8アンダーまでスコアをのばしたが、マキロイ同様、9番でフェアウェイを外してボギーを叩く手痛い代償を支払った。

初日の出来に満足するコルサーツだったが、本来ストロングポイントの一つであるはずのドライバーが更なる好スコアを出す上での足枷(あしかせ)になったと感じている。

「とても良い感じだ。一日を通して最高のゾーンに入っていたね」とコルサーツ。

「ただ、もう少し行けたとも感じている。今日は簡単に10アンダーだって出せたと思う」

「複雑な心境だね。というのも、ティショットは不安定だったのに、グリーンを狙うショットは、あたかもここが自分の土地であるかのようにピッタリきていたからね」

今季はエクルレニでヨーロピアンツアー初優勝を果たしたサリバンは、パー5の18番で6メートルのバーディパットを沈めるなど、この日は5つのバーディを奪った。

かつてのウォーカーカップのスター選手であるサリバンはマキロイとマルティン・カイマーと同組でのプレーとなったが、2人のメジャー王者と一緒にプレーできた興奮を露にした。

「彼らと一緒にプレーできて、人生最良の一日になりました」とサリバン。

「(彼らとのラウンドは)嬉しかったし、実のところ、プレッシャーがなくなったというのとは違うけど、今日はリーダーボードを見ていなかった。ただただ、彼らがゴルフするのを見ていたんだ」

「本当にファンタスティックだね。人生最高の日だった。それに自分も良いプレーができたので素晴らしかったね」

「彼らとプレーできて、自分が今どれだけ幸せか、言葉で言い尽くすことはできません。彼らがメジャーで優勝し、『ライダーカップ』でプレーするのをテレビで見ていたのに、今度は彼らと一緒にプレーして、それも自分もしっかりとプレーできたのですから、もう信じられない気持ちだよ」

経験値という観点からはサリバンとは対極にある、かつての世界ナンバーワンのウェストウッドもノーボギーの一日となり、上がり2ホールでバーディを奪っている。

41歳の彼にとって、5番で決めた12メートルのバーディパットがこの日のハイライトとなり、ラウンド後、彼は「良いプレーだった。良いショットが沢山打てたね」と語った。

「アイアンショットはとても鋭かったし、パットも良かったけれど、自分に厳しいことを言えば、パー5でスコアを伸ばし切れなかったね」

新星ユーラインは出だしから13ホールで8つのバーディを奪い、この時点ではアーニー・エルスの持つ「61」のコースレコードを塗り替えるペースでラウンドしていた。

しかし3ホール連続でパーとした後の17番で、ボギーを叩いた米国の新星は、パー5の最終ホールでもバーディを奪い損ねてしまった。

「思うに、ここではラインに乗せてボールを転がせるようになれば、(グリーンのコンディションは)とても良いので、大体は入ってくれる」とユーライン。「多くのチャンスをものにできたと思う」

直近の3大会ではいずれも2位に入っているマキロイ。彼がプロ初優勝を飾ったこの大会では、ここ4年連続してトップ10入りを果たしている。

インスタートとなった25歳のマキロイは出だしの2ホールを連続バーディとすると、18番でもバーディを奪い、「34」で前半を折り返した。

3番からの6ホールで4つのバーディを奪ったことにより、勢いそのままにマキロイが首位を捕らえるかに見えたが、この日最後のティショットはフェアウェイバンカー付近の深いラフに吸い込まれてしまった。

「今日は『68』より良いスコアを出せなかったら、がっかりしていただろうね。特にこのコンディションではね。『66』は良いスタートだよ」とマキロイ。

「もう少し風が吹いて、コースがチャレンジングになる方がいいかな。これでも、しっかりとしたショットは打って行かなければならないけれど、もう少し違ったコンディションでプレーしたいね」

大会3連覇を狙う前回優勝のスティーブン・ギャラハーは、18番で池に落とすもこのホールをパーで凌ぐと、後半はウェストウッド同様「31」でラウンドして6アンダーとし、マキロイ、ドイツのマックス・キーファー、デンマークのアンデルス・ハンセン、イングランドのセベ・ベンソン、先週2位のマーク・ウォーレン、そして南アフリカのヘニー・オットーと並び6位タイで2日目を迎えることとなった。

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2015年 オメガドバイデザートクラシック



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