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欧州男子アバディーンアセットマネジメント スコットランドオープンの最新ゴルフニュースをお届け

素晴らしいスタートを結果に結びつけたいマキロイ

「アバディーン アセットマネジメント スコットランドオープン」初日は、コースレコードとなる「64」でラウンドし首位に立ったマキロイが、今季何度目かとなる彼らしい鮮やかな流儀でもって大会をスタートさせた。

これでかつての世界ナンバーワンにとって、今季4回目の出場となった欧州ツアーで2勝目を挙げ、来週の「全英オープン」へ向け弾みをつける上で必要となったのは、“金曜の呪い”を避けることだけである。

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この日、風が吹き荒れたロイヤルアバディーンで先ずコースレコードとなる「65」を記録したのは、朝6時半に第1組でスタートしたスウェーデンのクリストファー・ブロバーグだったのだが、その記録は僅か2時間しか持たず、前後半の折り返しを挟む7ホールで6つのバーディを奪うなど、8バーディ、1ボギーでラウンドしたマキロイにあっさりと塗り替えられたのである。

風速10メートルの風を利点とした25歳のマキロイは、13番で離れ業をやってのけた。ダウンヒルの436ヤードのパー4で、ドライバーでのワンオンに成功したのである。そして、彼が“野郎たちの休日”と呼ぶイビサ島での休暇を経て積んだリンクス向けの練習で培った、通常より50ヤード飛距離を抑えた正確にコントロールされたアイアンショットにも同様に満足している。

「全て上手くいったね。ボールの弾道を良くコントロールすることができた。それは僕にとってこういうコンディションの下、こうしたコースでプレーする上での鍵だからね」とマキロイは述べた。

「この10日間はボールを低く打つことに取り組んできたんだ。軽く打ってスピンを抑えたショットをね。今日はコース上で、練習でやって来たことを信頼することができたね」。

13番についてマキロイは水曜のプロアマでもドライバーでワンオンを達成していると明かしたのだが、それでも、まだグリーン上にいたイアン・ポールターを含む前の組の選手たちを驚かすには十分だっただろう。

「ドライバーは調子が良かったから、ドライバーを手に取り、あのコースの地形を活かすことができればワンオンできると思っていた」とマキロイ。

「今朝はあのようなコンディションだったので、どんなスコアであれ60台で回れさえすれば良いスコアだと思っていたから、それを超えるスコアが出せて嬉しいね」。

「ポールターには、あれは3番ウッドだったって言ったんだ。本当はドライバーだったけれどね。彼はグリーン上で筋肉をほぐしていたね」。

これで、今季マキロイが初日を「64」かそれより良いスコアでラウンドしたのは13大会中4大会目となるが、メジャー2勝の彼はその過去の3大会では優勝を飾っていない。

「68」を僅かに下回る彼の初日の平均スコアは米国PGAでは一番の記録だが、2日目の平均スコアはそれよりほぼ5打ほど悪いのである。

「良いスタートは沢山あるのだけれど、そこから落ちて行く傾向にあるね。今週はそうならないことを望むよ」とマキロイ。

「とにかくメンタルなことなのだけれど、今は自分のゴルフが本当にしっくり来ているんだ」。

マキロイは、サンドウィッチで開催された2011年の「全英オープン」で、1年のうち1週間だけ自分のゴルフのスタイルを変えるのは意味がないと語ったことで良く知られているが、一方、12ヶ月前にミュアフィールドで予選落ちを喫した際は初日を「79」でラウンドし、その後の自分のプレーを“脳死状態”と形容している。

「(今年と去年とでは)一見すると同じようにプレーしているようだけれど、その実、中身は全然違うんだよ」と加えたマキロイ。「去年はボールをコントロールしようとしていながらも、そこまで確信めいたものがなかったんだ。でも今年は全く違う」。

「こうしたゴルフで求められるショットが打てることについては、これまでで一番自信を持ってやっているんだ。これから2週間はこのスタイルが一番お気に入りのゴルフとしてやってゆくよ」。

このコンディションの中、全体的なスコアは伸びる流れとなり、首位のマキロイから1打差でブロバーグとアルゼンチンのリカルド・ゴンサレスが続き、更にその1打後方の5アンダーには、バックナインを4バーディ、1イーグルの「29」でラウンドしたマキロイの同胞であるマイケル・ホーイがつけている。

ゴンサレスは、声援を送った彼の国の代表チームがワールドカップの準決勝でオランダを下したとあって声がかすれ気味ではあったが、「今日は今年のベストラウンドの一つだったから、それが今とてもハッピーな理由なんだ。この素晴らしいコースで『65』を出し、更に息子がバッグを担いでいたのだから、やっぱり最高だね」。

「今日はプレーを楽しんだのだけれど、それが良いプレーをする上での鍵かもしれない。リラックスして一日を楽しむんだよ。アルゼンチンにはワールドカップで優勝して欲しいし、もし僕もここで優勝することができれば素晴らしいね。それは夢だよ」。

ディフェンディングチャンピオンのフィル・ミケルソンは1イーグル、3バーディを奪い、3パットした18番で唯一のボギーを叩いて初日を「68」とし、首位から4打差につけている。

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