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2014年 BMW PGA選手権
期間:05/22〜05/25 場所:ウエントワースC(イングランド)

記録更新のビヨーンが好発進

2014/05/23 12:51

天候が影響したBMW PGA選手権初日、ウェントワース前居住者であるトーマス・ビヨーンに、地の利と強い決意が大きなボーナスをもたらした。

再設計されたウェントワースウエストコースで、最少ストロークとなる輝かしい「62」をマークし、ビヨーンは自身キャリアの中でも一番良いラウンドだったことを認めた。雷の危険がある為、試合が2度に渡って中断し、最初の中断直前にビヨーンはホールアウトしていたが、33選手が全ラウンドを終了できずに大会初日を終えた。

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「サイレンが鳴った時、私はスコアカードに署名をしてたんだ。スティーブン・ギャラハーが私を見て『今日はまったく悪い日じゃなかったよね?』って。僕らのプレー中は快適な天候で、なにも問題がなかったんだ」とビヨーン。

10アンダーをマークしたビヨーンと2打差に、アイルランドのシェーン・ローリーがつけ、7アンダーにスペインのラファエル・カブレラベロー、4アンダーにヘンリック・ステンソン、マーティン・カイマー、ロリー・マキロイが続いている。

ステンソンは、アダム・スコットから世界ゴルフランキング首位の座を奪うために、今週トップ30フィニッシュが必要となる。

ビヨーンは先週スペインオープンで予選落ち。1998年にはトップ10フィニッシュを果たし、16回の出場経験を持つ大会で、最悪な結果を出したことについて不安を感じていた。

「自分のキャリアの中で素晴らしいラウンドをしたいと思っても、このコースで『62』を出せれば、これ以上のことはない」とビヨーンは語った、過去最後にヨーロピアンツアーで「62」を出したのは2011年の「ヨーロピアン・マスターズ」で優勝した時である。

「どこから始めていいかもわかりませんでした。先週のひどい結果に挫折感を感じていたし、今週の練習でも良い状態ではなかった」。

「すべてのコースの中でも、このコースで抜きん出たプレーが今日できた自分に驚いています。9年間ウェントワースに住んでいましたが、素晴らしい週になると思えたことはありませんでした。でも今は気持ちを整理して、今週の残りのラウンドに集中したいです」。

2002年の初出場以来、充分にライダーカップ出場ができる腕前の持ち主であるビヨーンは、2番、4番、7番ホールでバーディを奪い「32」で前半を折り返し、バックナインでは見事なスコアを叩き出した。

43歳のビヨーンは10番と11番でバーディ、パー5の12番では1.8メートルを沈めイーグル、続いて14番、16番、18番でもバーディを決めた。

ゴルフに悩み、迷った5,6年前からどのように復活したのかと聞かれると、「ハードな練習、そして自分のキャリアが消えてしまわないようにという決意かな。世界のトップクラスと一緒にプレーできればどこにでも行き、自分の体が限界になるまで続けると決心しているんだよ」。

「この数年できなかったことだけど、私はここでゴルフを楽しめている。40歳を迎え、長いキャリアの中でゴルフを楽しめなくなってきていたんだ。私は14歳からゴルフクラブと一緒に旅をしているが、時として、なぜゴルフが大好きなのか忘れてしまい、ゴルフがハードワークになってしまっていたんだ」。

現在ライダーカップ選出レースで3番目にランクインしているビヨーンだが、「現時点でも素晴らしいゴルフをする選手はたくさんいる、そしてこの数週間の間に候補枠に戻ってきた選手は何名もいる、私はまだもっと頑張らなければならない」と語った。

「私はロープの外からたくさんのことを観察してきた(3回副キャプテンを務めた)、そして辛い気持ちも少しはあったけど、次のライダーカップでプレーしたいと思ったんだ。次の出場権獲得に向け、集中して素晴らしいゴルフを続けなければならないと決めたんだ」。

マキロイのラウンドは2度も悪天候のため中断されてしまったが、2009年アマチュア時代にアイリッシュオープンで優勝経験のある27歳は不満を言う気などないようだ。

「素晴らしい大会だし、素晴らしいコース。僕はとても好きな試合だよ」と、2011年大会では4位、昨年は12位でフィニッシュしたマキロイは語った。

「今は苦しいね。今シーズンのベストフィニッシュは先週のスペインオープンでの15位タイだからね。予選落ちも何度かあったし、パッティングの調子が良くないんだ。でも数週間前、自宅で気づいたことがあり、それを続けられることを望んでいるんだけどね」。

「何年も前に使っていた昔のパターを使ってみたことで、良い記憶が戻ってきたのかもしれない」。

セルヒオ・ガルシアは、「73」でまわった初日のラウンド後に、膝の怪我で大会の途中欠場を余儀なくされた。そしてディフェンディングチャンピオンのマッテオ・マナッセロは、2ダブルボギーに加え、17番では9打も叩いてスランプに陥り、8オーバーの「80」で初日を終えた。

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