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マンデラ元大統領に捧げるクルーガーの猛チャージ

ジャスト「30」で後半をラウンドしたジェイビー・クルーガー(南アフリカ)が、「香港オープン」2日目に首位に立った。

ネルソン・マンデラ元大統領死去の悲報が世界を包んだこの日、南アフリカ出身のクルーガーは「66」で回り、通算7アンダーで1打差の単独首位に立った。

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前半を2オーバー「36」で終えた27歳のクルーガーが、巻き返す可能性は小さかった。しかし11番からの7ホールで6アンダーの猛ラッシュを見せたクルーガーは、スチュアート?マンリーを抜いてリーダーズボードのトップに躍り出た。「私たちの国は今日、真のヒーローを失った」。マンデラ元大統領の死に際し、「アバンサマスターズ」王者のクルーガーは木曜日の夜、こうコメントした。

「良いプレーができた。ここしばらくの間では、おそらくベストのスイングができたよ。興奮しているし、良い方向に変わるようないい感じのプレーができた。リラックスしてプレーするのは楽しい。(残り2日は)どんな展開になるかな」。

クルーガーの快進撃は、11番で8フィート(2.5メートル)のバーディパットを皮切りに始まった。続く12番では25フィート(7.5メートル)のパットを沈め、13番(パー5)では短いパットをきっちり入れて3連続バーディの“ハットトリック”を完成させた。

14番で20フィート(6メートル)のパットを沈めてさらに勢いを加速させると、15番のパーの後は、アイアンが冴えを見せた。16番では5フィート(1.5メートル)に、17番では6フィート(1.8メートル)に、それぞれピタリと寄せた。

マンリーは、この日の最終ホールとなった10番でアプローチを池に入れ、ボギーを叩くまで、首位タイにつけていた。ウェールズ出身の彼は最近、ちょっとした話題を振りまいていた。「ISPSハンダワールドカップ」でホールインワンの直後のホールで、「11」を叩いたのだ。

エースを決め、高級車をゲットしたと喜んだのも束の間、その副賞の対象が最終日だけであることを後に知ったマンリーは、2日連続で「67」をマークした。Qスクール出身の彼は、「とても楽しめているよ」と語った。「スタート直後は不安定だったけど、何ホールかプレーした後は最高のゴルフができたね。まだ36ホールが終わっただけ。先は長いし、周りにはいい選手がたくさんいる。週末もいいプレーを続けたいね」。

アレックス・チェイカ(ドイツ)、シブ・カプール(インド)、ウェイド・オームスビー(オーストラリア)の3選手は、通算5アンダーで3位タイにつけている。前回王者のミゲル・アンヘル・ヒメネスは、トップ10からわずかに外れた位置にいる。

2005年、2008年、2012年とこの大会を3度も制しているスペイン人のヒメネスは、過去4勝の最多記録を持つ台湾人選手の謝永郁に並ぼうとしている。ヒメネスは昨年の大会を、ヨーロピアンツアー最年長記録となる48歳と318日で制した。

初日「70」と出遅れたベテランのヒメネスは、首位から6打離されていた。しかしこの日は序盤の6ホールで5バーディを奪うと、後半の3番でもバーディを決め、香港GCでの上位争いに加わってきた。

しかし49歳のベテランは、5番、9番、そして最終10番でスコアを落とした。変則的に11番ホールからスタートした彼は、3アンダー「67」で2日目を終えた。

「12、13、14、16、そして17番と3番でバーディを取って、調子は良かったんだけど、後半はマジックがストップしてしまったね」と、ヒメネスは語った。「グリーンは速いから、気をつけないといけない。5番では3パットしたけど、それは大丈夫。パッティングの感覚は悪くない。たまたま(3パットが)起きてしまっただけだから」。

「序盤の数ホールを終えた時にはロースコアの予感がしたんだ。でもこのゴルフコースに敬意を表さなくちゃね。距離はさほどないけど、全てのショットを的確に打たなければいけない。グリーンも硬くて速いからね」。

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