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ネッドバンクゴルフチャレンジで一際存在感を放つローズ

全米オープン王者のジャスティン・ローズ(イングランド)は、彼のキャリヤにおいて最も成功した一年となった今年の幕を今週出場する「ネッドバンクゴルフチャレンジ」での勝利で閉じたいと思っている。

ヨハネスブルク生まれのイングランド人であるローズは南アフリカに強い絆を持っており、彼の家族の何人かは今も2002年の「ナシュア・マスターズ」で彼がプロとして勝利を飾ったこの地で居住している。

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南アフリカにおいてローズはこれまで常に人気を博しており、現全米オープン王者がゲーリー・プレーヤー・カントリークラブの1番ティでその名を紹介される際は英雄並みの歓迎を受けることになるだろう。

「この大会は一年の中で一番好きな大会の一つなんだ」と、自宅で過ごした2週間の休暇から復帰したローズは語った。

「僕にとって南アフリカは非常に近い存在なんだ。ただここで生まれたからと言うだけではなく、ここには多くの家族が住んでいるんだよ。僕の兄弟はジョバーグ(ヨハネスブルクの通称)に住んでいるし、母親はジョージに住んでいる。しばらく顔を合わせていないから、その観点からも、(南ア再訪は)色々と埋め合わせができるからいいね」

「スポーツ好きの南アフリカのギャラリーの前でプレーするのはいつだって愉快なことだから、楽しみにしているよ」

「2週間の休暇を取ったから、まずはゆっくりと慎重に、ちょっとずつ自分の調子を取り戻せればというところなので、今週はどうなるか様子見といったところだね。ただ、ゲーム感を失うということはないし、今年は一年を通して一貫したプレーができているから、ある程度は優勝争いに絡んで行けるんじゃないかと思っているけれどね」

賞金総額650万米ドルを懸けて30名の世界最高峰のプレーヤーたちがしのぎを削るサン・シティでの戦いにおいて、ローズは間違いなく、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)、アーニー・エルスルイ・ウーストハイゼン、チャール・シュワルツェルら南アフリカ勢、そしてルーク・ドナルド(イングランド)といった面々との優勝争いに加わることになるだろう。

史上初となる、ヨーロピアンツアーのレース・トゥ・ドバイとPGAツアーのフェデックスカップの同年優勝を果たした目下絶好調のステンソンは、世界で一番のっている選手であることに疑いの余地はない。

この一躍世界のトップに躍り出たスウェーデン人は、2008年にネッドバンクゴルフチャレンジを制した経験があり、今季は同大会の輝かしい33年の歴史において初めてヨーロピアンツアーに組み込まれただけに、同大会2勝目は望むところだろう。

「これは特別な大会だし、ここはいつだって再訪したい場所なんだよ」と語る世界3位のステンソンは、「このゴルフコースは大好きなんだ。正確なアイアンのショットが求められるし、ここでの優勝の鍵を握るのはまさにそこなんだ」と加えた。

「大会開催には良い時期だし、今回は場所が変わり、出場選手も30人に増え、レース・トゥ・ドバイに組み込まれただけに尚更だね。出場選手が増えることによって優勝争いをする面子も増えるし、出場選手のクオリティを考えるともちろん厳しさは増すことになるけれど、皆この大会に出場できることを楽しみにしていると思うよ」

「ただ、大会独特の雰囲気は変わることがないだろうね。ここは選手たちをとても良く歓待してくれる最高の一週間となる大会だし、僕らは最高のリゾートを満喫できるから、良いこと尽くめなんだよ」

出場選手中この大会での最多勝を誇るのはエルスである。この巨漢の南アフリカ人は過去にこの大会で3勝を挙げており(1999年、2000年、2002年)、今回も最大の呼び物として、今週はゲーリー・プレーヤー・カントリークラブで多くのギャラリーを引き連れることになるだろう。

昨季背中の負傷に悩まされ続けたウーストハイゼンは、ようやくその負傷から解放され、不気味な存在となっている。一方、この一ヶ月で南アフリカでのアルフレッド・ダンヒル選手権と日本でのダンロップ・フェニックスをそれぞれ優勝しているシュワルツェルとドナルドは勝利の美酒の余韻も消えやらぬうちに今大会を迎えることになる。

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