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2013年 ポルトガルマスターズ
期間:10/10〜10/13 場所:オセアニコ ビクトリアGC

アルバロ・キロスが「第2の故郷」で首位スタート

復調後、その調子を持続しているアルバロ・キロスが、「第2の故郷」ポルトガルで開催されている「ポルトガルマスターズ」初日を終えて首位タイに立った。

キロスはヨーロピアンツアーの舞台で、2008年のこの大会での優勝を含め、06年から11年まで毎年優勝を果たしていたが、未勝利に終わった昨年末に手首の手術を受け、今年上半期は5ヶ月間のブランクを経験した。

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しかし、7月の「アイルランドオープン」と9月の「イタリアオープン」でトップ10入りを果たすなど、以前の力強さが徐々に戻ってきていることを感じさせている。この日も出だしに2つのボギーを叩いたが、その後はツアー屈指の長距離ヒッターらしいゴルフで盛り返し、後半を「29」でラウンドして、フェリペ・アギュラー(チリ)、ジェイミー・ドナルドソン(ウェールズ)、デビッド・リン、グレーム・ストーム(ともにイングランド)、マックス・キーファー(ドイツ)、サイモン・ソーントン(アイルランド)と並び首位に立った。

「最初の5ホールを2オーバーとした後、良い戦いができましたね」と、30歳にして現在はポルトガル在住のキロスは語った。

「パットの冴えがカギでした」

「この大会は、私にとって2つ目のホームトーナメントです。ポルトガルに住んでいるので、今や故郷のように感じられます。ここに来てからは常に良い気持ちで臨め、この大会はいつも特別なものに感じられるのです」

先週の「セベトロフィ」でチームメイトだったドナルドソンとリンは、大陸ヨーロッパ選抜に13-15で敗れた英国・アイルランド選抜代表としての失望をすぐにはねのけた。もちろん、先週、2.5ポイント獲得の活躍をしたドナルドソンは自信を深めて、大会に臨んでいたわけだが。

ドナルドソンは7番までで7アンダーまでスコアを伸ばしており、彼にとって最後から2番目のホール・8番でのボギーは、この日唯一のボギーだった。一方のリンはラスト5ホールで3つのバーディを奪った。

「タフなコンディションの中でも良いプレーができて良かったし、今週はこの調子で進みたいね。先週のチーム戦も素晴らしかった。充実した1週間だったね」とドナルドソンは語った。

先週流感で体調を崩したリンは、一風変わった治療法の効能を明かした。

「まだ薬を服用しているけれど、『65』のスコアが何よりの良薬ですね。今週大会に出場できなければ、『レース・トゥ・ドバイ』でも不利になってしまいますしね」とリンは語った。

今季、6月の「ナジェティホテル&ゴルフ オープン」でツアー初優勝を飾ったソーントンは、3週間前の「イタリアオープン」最終日で「74」と崩れて優勝を逸した雪辱に燃えている。

「良いプレーができました。良いスタートが切れるのはいつでも良いものですね。ティショットを真っすぐ打ち、多くのチャンスを得た。ここ数週間は一貫したプレーができています」とソーントンは語った。

今シーズン素晴らしいデビューを飾ったキーファーは「サー・ヘンリー・コットン・ルーキー・オブ・ザ・イヤー」の候補の一人であり、彼にとって今季のハイライトはラファエル・ジャクリンに次いで2位となった「スペインオープン」である。

ドイツ出身の若きキーファーは、グリーン上であと僅かのツキがあれば、この混戦から一歩抜け出せたかもしれないと感じている。

「良いラウンドでした。楽しかったですし、本当に良いプレーができました」とキーファー。

「多くのショットをピンに寄せ、パットも良かったのに入りませんでした。これ以上良いスコアで回った選手がいないのは驚きです」

リンの「セベトロフィ」でのチームメイト、クリス・ウッド(イングランド)とスコット・ジェイミソン(スコットランド)は、かつての「ライダーカップ」のスターであり、来週の「パースインターナショナル」後にレース・トゥ・ドバイでトップ110入りして2014年のシード権の確保を狙うソレン・ハンセン(デンマーク)らとともに、9人で形成される首位から1打差のグループにつけている。

この大会の前回王者で、9月の「アルフレッド・ダンヒル・リンクス選手権」でも3位に入ったシェーン・ローリー(アイルランド)は1アンダーの「70」に留まった。

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