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母国で優勝を狙うマナッセロとモリナリ

マッテオ・マナッセロとフランシスコ・モリナリが、自国開催となる第70回イタリアオープンへ歩を進めた。今大会の会場は、モリナリがホームコースとするトリノGCで行われる。

ケガで欠場が続いている兄エドナルドと共に、ライダーカップのスターとして注目を集めたモリナリが、大会開幕のホーンを鳴らす。トリノGCが創立したのは1920年、この大会を1999年からホストしている。

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モリナリは、自国のナショナルオープンで2度目の優勝を狙っている。2006年にカステロ・デ・トルチナスコG&CCで開催された大会で優勝した当時、彼はまだ23歳180日の若きゴルファーだった。大会が欧州ツアーに加わった1972年以降、同大会の最年少優勝を遂げたのだった。

その勝利は、モリナリの欧州ツアーでの3勝のうちの最初の勝利だったが、今年序盤のフラッグシップ大会、「BMW PGA選手権」ではマナッセロがモリナリよりも若い年齢で優勝。マナッセロの最年少優勝記録は、プロゴルフ界において最も輝かしい前途といってもいいだろう。そして今、ベローナ出身の20才の若者が、更なる目標を達成しようとしている。それは、モリナリの記録を塗り替えた者として、キャリアで成功を収めることだ。

マナッセロがプロデビューを果たしたのは、当時17歳18日で臨んだ2010年のこのイタリアオープン。そして彼はヨーロピアンツアー最年少の予選通過選手として歴史に名を刻んだ。最初の大会を29位タイで終えた彼は、2011年の同大会で8位に、昨年の大会では3位に入った。

マナッセロはこう語った。「もちろんイタリアオープンは良いプレーをしたいので、いつも以上にプレッシャーを感じます。もちろんそれは良い意味でのプレッシャーですけどね。昨年の大会を3位で終えたことは素晴らしい経験になりました。何とも言えない素晴らしい雰囲気でした。今大会もそうなることを願っています」「メジャー大会を除けば、実はこの大会は一番の楽しみなんです。今年もそれは変わりません。イタリア国内のゴルフ人気がどんどん高まってきているのを、皆さんにもお見せできるいい機会ですし、この舞台でプレーできることにワクワクしています」

1925年に初のイタリアオープンが開催され、その後、欧州ツアーのインターナショナルスケジュールに追加されたが、以降2年連続で優勝を果たした選手は誰もいない。しかし今年は、2度の優勝経験を誇るゴンサロ・フェルナンデスカスタノが、初の偉業達成に意欲を燃やしている。

2007年のカステロ・デ・トルチナスコで勝利をあげたスペイン人選手の彼が、今週優勝を果たすと、この大会が欧州ツアーに加わって以来、初となる同一大会3勝を記録することとなる。

そのほか、忘れてはならない参加選手には、全米オープンを2度制している南アフリカのレティーフ・グーセンだ。彼は今大会、初出場となる。また、1999年大会で6位タイにつけた、アメリカのデビット・デュバルは、2001年の全英オープンの王者だ。

賞金総額150万ユーロを競い合うイタリアオープンは、欧州ツアーが確立して以来、わずか7トーナメントしかない、毎年恒例の大会となっている。

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2013年 イタリアオープン



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