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優勝争いにしぶとく食い下がるルーク・ドナルド

イングランド出身のルーク・ドナルドは首位から1打差の位置につけている。米ペンシルベニア州メリオンGCで開催中の全米オープンは、第2ラウンドが遅れてスタートしたため、結果は時間をかけて証明された。

初日の昨日は、悪天候による2度の中断で4時間以上も遅れ、日没サスペンデッドとなった。その時点でドナルドは、同大会で5度2位になっているフィル・ミケルソンに1打のリードを奪っていた。

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競技再開は今朝の午前7時13分だった。ドナルドは、残り5ホールのうち2ホールで3パットを叩き、初日を2アンダーの「68」とした。その90分後に、第2ラウンドを回ると、スコア「72」で終えた。

現時点でドナルドは通算イーブン。大会ベストスコアタイとなる「67」で2日目を回ったアメリカのビリー・ホーシェルと1打差の位置につけている。

ドナルドの2日目は、まるでローラーコースターだった。浮き沈みが激しく、4バーディと6ボギー。うち4ボギーは4番ホールからの4連続ボギーだった。だがドナルドは、「ゴルフにミスはつき物。残り2日はミスを最小限に留めなければならない」と語り、「ここは本当に難しいコースだ。難易度を上げるには、コースを特別長くすればいいわけではない。このコースがそれを証明している」と明かしている。

ここメリオンGCは6,996ヤード。1981年まで全米オープンで使用されていたコース基準に比べると短すぎるのではと懸念されたが、ドナルドは「メリオンがコースとして成り立っていることは確実だ」と付け加える。
35歳のドナルドは、これまで一度も全米オープンで10位内に入ったことはない。最後にメジャー大会で首位に立ったのは2006年の全米プロゴルフ選手権。しかし、日ごろからメリオンのコースは自分に有利なコースと感じていたという。

「あといくつかはスコアを伸ばしたかった。でも、2ラウンドを良い位置で終えたことも確かだ」とドナルド。「勝つためには、今の時点でもう数打は下回っていたかった。でも優勝争いの位置にいるので非常に楽しみ。勝つチャンスはあるのだから」と語る。

「言うまでもなく、私は今まで全米オープンであまり良い成績を出していない。でも先週、ここを訪れた時、私は自分と相性のいいコースだと思った。本当にここに来られて嬉しいし、今は自分のゴルフが良くできている。勝つチャンスもある。明日も良いプレーができるよう願っているし、合わせて日曜でも発揮できるよう心待ちにしている」と意気込みを語った。

2日目、ドナルドと同組で回ったリー・ウェストウッドは、初日12番でダブルボギーを叩き、1アンダーとしたところから再開した。パー4の12番では、第3打目がフラッグの代わりに使用されていたカゴに当たり、グリーン前に跳ね返された。

ウェストウッドは17番でもボギーとし、初日のラウンドを「70」とした。スコア「70」は良い位置と手ごたえを感じたものの、第2ラウンドは乱れて「77」の7オーバー。予選通過は結果待ちとなった。

世界ランク1位のタイガー・ウッズとロリ?・マキロイは、ともに2日間を「73」と「70」の通算3オーバー。3日目を同組で回る予定だ。もう1人同組で回るのは、今季のマスターズ王者アダム・スコット。この2日間をスコア「72」と「75」で回り、ウェストウッドと並んで通算7オーバーとしている。

タイガーはラフからショットを打つ時、何度も左肘の痛みをぐっと堪える表情を見せたが、詳しく語ることは拒んでいる。肘の怪我は、先月のザ・プレーヤーズ選手権の間に負ったという。
タイガーいわく、「見ての通り。やるしかない」。

ミケルソンの第2ラウンドは、1番でボギーを叩いてスタート。しかし、その後は7連続パーを記録。8番では4フィートのバーディパットを外している。

ミケルソンは、首位のホーシェルに1打差の2位で2日目を終えた。一方のホーシェルは、「67」で終え、全18ホールでのパーオンを成し遂げた。

「最高の一日になった」とホーシェル。唯一のボギーは、全長115ヤードの13番のみ。ここだけ3パットを叩いてしまった。

ホーシェルは、「全米オープンで1日に4バーディは上出来だ。欲を言えば、もう何打かスコアを伸ばしたかったけどね」と明かし、「ホールアウトするまで全18ホールでパーオンしたことに気付かなかったよ。すごく良いことだけど、全ホールでパーオンを達成するのは初めてのことではない。キャリアでは幾度も経験がある。全米オープンだからというのは分かっているけれど、軟らかなグリーンが作用したおかげと思う」と語った。

ミケルソンは連続パーを記録していたが、それも12番で2フィートのパーパットを外した時に途切れた。13番もアプローチショットをグリーン横のバンカーに入れると、このホールもボギーとした。

その結果、ホーシェル、ジャスティン・ローズスティーブ・ストリッカーが1アンダーでリードを奪った。ローズとストリッカーは、それぞれ11番、13番を終えた時点では2アンダーだった。

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