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「マジカルケニアオープン」で知っておくべき5つのこと

2022/03/03 18:03

DPワールドツアーは、ムサイガGCで開催される今週の「マジカルケニアオープン」で再開となる。下部チャレンジツアーで長い歴史を築いた後、DPワールドツアーの大会として3度目の開催となるケニアのナショナルオープンについて知っておくべき重要事項は次の通りだ。

マジカルなムサイガ

木曜の朝にムサイガGCで最初の一球が放たれた時、DPワールドツアーは新たな開催コースを登録名簿に迎え入れることになる。ケニアの首都ナイロビの郊外に位置する全長7184ヤードの同クラブは、これまでチャレンジツアーで開催されていたこの大会を16度開催しているが、DPワールドツアーでの開催は今週が初めて。今年は1922年に開場した同クラブにとって、100周年の節目となる。

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手強い前回王者ジャスティン

12ヶ月前にDPワールドツアー2勝目を飾ったディフェンディングチャンピオンのジャスティン・ハーディングが、「マジカルケニアオープン」に戻ってくる。南アフリカ選手は昨年、「64」「67」「64」そしてノーボギーの「66」と、初日から60台のスコアを並べ、米国のカート・キタヤマに2打差をつけてカレンCCで優勝を遂げた。

昨年の優勝以外にも、ハーディングはこの大会で好成績を残している。2019年には、優勝したギド・ミリオッツィと1打差の2位タイ。ハーディングはサンシャインツアーで通算7勝を挙げるなど、キャリアを通じてアフリカ大陸では強さを見せており、出場した直近のDPワールドツアーではトップ10入り(今季ロレックスシリーズ第2戦「Slync.ioドバイデザートクラシック」での4位タイ)も果たしているだけに、この36歳は今週も目が離せない存在になる。

歴史的な歴代王者

世界的に有名な選手が歴代王者に名を連ねており、これには3人のメジャー王者が含まれる。1978年には、レジェンドのセベ・バレステロスが「全英オープン」初優勝を飾った前年に、その後「ライダーカップ」でチームメイトとなり、同じように欧州代表キャプテンも務めることになるバーナード・ギャラハーを下して優勝を遂げた。その8年後には、こちらも後年メジャー王者となるイアン・ウーズナムがムサイガにて、プレーオフでビル・ロングミュアを下した。

トレバー・イメルマンは、チャレンジツアー初出場となった2000年の「ケニアオープン」で、プロ初優勝を挙げた。8年後、彼はバレステロスとウーズナムに続く「ケニアオープン」と「マスターズ」を制覇した3人目の選手となった。

ジャケット着用

オーガスタナショナルと「ケニアオープン」を繋いでいるのは、バレステロス、イメルマン、そしてウーズナムの成功だけではない。「マスターズ」王者がグリーンジャケットに袖を通すように、「ケニアオープン」王者も、大会の50周年を記念して2018年から導入されたレッドジャケットに袖を通す。同年優勝を遂げたロレンツォ・ガッリは、地元でデザインされ、背中と両袖が特別仕立てになったジャケットを着た最初の選手となった。

母国の旗のもとに

今週は16人の選手が、ケニアの旗の元でプレーすることとなり、昨年DPワールドツアーで開催されたこの大会でプロ初出場を果たしたサミュエル・チェゲもそのひとり。9歳から自己流でゴルフを学んできたチェゲは個性的なスイングをしているが、前年大会では、オープニングラウンドで2イーグルを奪うなど気を吐き、予選通過を果たしている。19年に地元選手としての歴代最上位となる25位タイに入った同胞のサイモン・エンギゲ・ムブルも、再びこの大会に戻ってくる。

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2022年 マジカル ケニアオープン



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