3日目は「79」。世界ランク50位以内へ、最終日はビックスコアが必要となった小田孔明

年末時点での賞金ランキング50位以内を目指し、アジアンツアー「タイランド選手権」に参戦している賞金王・小田孔明。2日目を終えて首位と4打差の9位タイにつけていたが、3日目は1バーディ、6ボギー、1ダブルボギーの「79」と大崩れ。46位タイへと順位を下げた。

「ふわっふわ」。ホールアウトした小田が、思わず苦笑いでつぶやいた。どっしりした下半身から繰り出す切れ味鋭いショットが信条だが、この日は「足が全然ついてこない」と前半は右、後半は左へとショットが乱れた。

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「頭を残して修正しようとするんだけど、下半身が流れちゃう。それを手先だけでやろうとするから、こっち（左）が出る」

普段はラウンド中に修正できるスイングの不具合だが、この日はどうやっても直せない。「言い訳はしたくないけど、ダメだった。最後は80を打ちたくないというところだけ」。8月末の「KBCオーガスタ」から続く連戦は今週で16週目。賞金王争いを経て、ぶっとい体にずいぶん疲れもため込んだ。

「（同組で回ったマルティン・）カイマーに良いゴルフを見せたかったんだけどなぁ。やべえなぁ、マスターズ」ともらした小田。「でも、明日は7アンダーを出す。有言実行なんでね！」。最後は自らを鼓舞するように締めくくった。（タイ・チョンブリ／今岡涼太）