2日目の主役はこの2人。S.ガルシアとR.ファウラーの“メモリアル”な競演となった

タイのアマタスプリングCCで開催されている、アジアンツアー「タイランドゴルフ選手権」の2日目。この日一番の歓声を浴びたのは、セルヒオ・ガルシア（スペイン）とリッキー・ファウラー（アメリカ）が予選ラウンドをともにする注目組だった。

首位に4打差の6位から出たガルシアは、「ドライバーがすごくいい。グリーンもたくさん捕らえたけど、外した時もショートゲームがとても冴えていたね」と、1イーグル、5バーディの「65」をたたき出し、通算11アンダーの首位タイに浮上した。

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しかもイーグルは、8番（パー3）で記録した「トーナメントでは3回目」というホールインワン。「あれはちょっとしたボーナスだったね。リッキーのように真っ直ぐ飛んだボールじゃなかったけど、入ってくれてラッキーだったよ。ホールインワンは運が良くないとできないことだし、とても興奮したね」と、表情は緩みっぱなしだった。

一方、「66」をマークして15位から6位にジャンプアップしたファウラーは、この日が25回目の誕生日。ガルシアの“祝砲”に応えるように同じ8番でバーディを奪い、首位に3打差に詰め寄った。

「たぶん、今日のディナーでは変わったことは何もないよ。日曜日は楽しい夜になるかもしれないけど、まずは今週末まで良いプレーをして優勝を目指したいね」。ひとまずお預けにした誕生パーティで、勝利の美酒に酔いしれることができるか。（タイ・チョンブリ／塚田達也）