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シミュレーションゴルフ「WGTOUR」を初開催

2017/12/09 20:57

プロゴルファーが参加したシミュレーションゴルフ大会「WGTOUR JAPAN 2017」が9日(土)、初めて開催された。

女子プロの穴井詩青山加織ら16選手が出場。東京都千代田区の室内練習場「ドライビングレンジ日比谷」で行われ、スクリーン上には国内女子ツアー「伊藤園レディス」の会場のグレートアイランドCを再現した。

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1回戦はマッチプレー形式で計8マッチを行った。8人に絞られた2回戦はストローク形式で実施した。久保啓子が優勝した。賞金100万円を獲得した。

シミュレーションゴルフの大会は韓国で「WGTOUR」として人気を博し、今年は男女合わせて16試合が開催された。プロゴルファーが参戦し、優勝者には同国のレギュラーツアーの出場権が付与されるほか、テレビ視聴率は通常のトーナメントの数倍に及ぶという。

韓国では室内スポーツの人気が高く、テニスや野球のバッティングのシミュレーション設備がまとめて入る施設が存在する。シミュレーションゴルフ施設は5000以上あり、関係者は「コンビニの店舗数よりも多いと聞いたことがある。視察に行ったときに街中で普通にゴルフバッグを担いでいる人がいた。日本よりもはるかに主流になっているから、大会も盛り上がる」。

約500万円という韓国製のシミュレーション機器は精密で、穴井は「飛距離の狂いは、本当にないと思う」と語った。ボールの落下地点に合わせて、足場の角度も変わる仕組みで、選手らは「芝の感じとかは普段のコースとは違うが、打つときの角度も普通のゴルフと同じ。ミスショットをしたら本当に曲げた方に正確に飛んでいく」と話した。

「大会の緊張感はまだないけど、普通に練習するよりうまくなる。グレートアイランドの再現もそのままだし、イメージしやすくなる。娯楽として、お酒を飲みながら楽しむ感じでも面白そう」と述べる選手もいた。

大会の開催費用は通常のトーナメントの「100分の1程度より少し上くらいのイメージ」(運営関係者)といい、今後も継続して行う方向だ。担当者は「LPGA(日本女子プロゴルフ協会)さんが興味を抱いてくれたら、いつか優勝者に普通の試合の出場権を付与していきたい。手軽にゴルフを始めるきっかけとしても、おすすめしたい」と話した。(編集部・林洋平)

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