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ヤーデージブックを使用規制する? R&AとUSGAが共同声明

ヤーデージブックの使用が規制される可能性も? ※撮影は2017年「シェルヒューストンオープン」

世界のゴルフ規則を統括するR&AとUSGAは1日、「グリーンを読む用具」(green-reading materials)に関する共同声明を発表した。「ヤーデージブック」や通称の「サイモンメモ」という呼び名で日本でもプロが試合中に活用しているメモを指す声明とみられる。主にグリーンの記載データについて「ますます詳細になり、進歩し続けていることを危惧する」とし、近く対策を講じる可能性にも言及した。

米ツアーでは「グリーンリーディングブック」と呼ばれることもあるこれらのメモは、コースや制作者によっても異なるが、コース内の高低やハザードまでの距離、グリーンの傾斜方向などが分かりやすい目標物などを基準に細かく書き記されている。選手やキャディがプレー中にメモを開いて攻略を確認する姿は、テレビ中継などでゴルフファンにもおなじみの光景。国内外を問わずツアーを戦うトッププロたちにとっては、ほぼ必携のアイテムとなっている。

声明では、ゴルフ規則14-3『人工の機器と異常な携帯品、携帯品の異常な使用』を引用して「グリーンを読む能力は、パットのスキルにおいて不可欠な部分」とし、ゴルフの競技性がスイング以外の部分にもあることを指摘。「本来ならプレーヤーの判断に依存すべきであるのに、(ヤーデージブックが)グリーンを読む手助けとなっている」との見解を示した。

R&AとUSGAは、2019年施行に向けて「ゴルフ規則」の抜本的見直しに取り組んでいることを今年3月に明らかにしたばかり。今回共同声明を出した件に関しては、「今後数カ月でさらにこの問題に取り組むつもりだ」とし、声明よりも一歩踏み込んだ対応策を先行して講じる可能性もほのめかした。

■ ゴルフ規則14-3 人工の機器と異常な携帯品、携帯品の異常な使用 (抜粋)

ゴルフはその成功がプレーヤーの判断力、技術、能力によって決まるべき挑戦のゲームである。この原則はR&Aがどのような用具の使用についても、それが規則14-3の違反となるかどうかを裁定する際のガイドとなる。

規則で規定されている場合を除き、プレーヤーは、正規のラウンド中、次のような人工の機器や異常な携帯品はどのようなものも使ってはならないし、いかなる携帯品も異常な方法で使用してはならない。
a.ストロークを行うときやプレーする上でプレーヤーの援助となる可能性のあるもの
b.距離やプレーに影響する可能性のある状況を計測あるいは測定する目的のもの
c.クラブを握る上でプレーヤーの援助となる可能性のあるもの