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ビデオ利用を制限 レキシー騒動を受けゴルフルールに新裁定

世界のゴルフルールを統括するR&AとUSGAは25日、ビデオ映像の利用を制限する新たな裁定を追加した。

「34-3/10(委員会の裁定)映像証拠利用の制限(*文言はGDO訳)」として導入された裁定によると、(1)合理的に考えて肉眼では捉えられない証拠をビデオ映像が明らかにした場合、(2)選手が(その状況で)合理的な判断をしたと考えられる場合、にはビデオ映像によってルール違反が判明しても、選手に罰は科されないこととなった。

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(1)は昨年の「全米女子オープン」のプレーオフで、アンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)がバンカー内でバックスイングをした際に、数粒の砂を動かしたことがビデオ映像で判明した例が該当する。

また、(2)は今年の「ANAインスピレーション」でレキシー・トンプソンがグリーン上でマークした球を数cm違う場所に戻した例が関連する。ハザードから救済を受けるためのドロップや、マークした球をリプレースする際に、その作業が合理的に行われたと判断された場合、のちにビデオ映像により(ドロップ箇所等が)事実と違うことが判明しても、罰を免れることとなった。ただし、合理的か否かは委員会の判断によるもので、トンプソンの例が無罰となるかは曖昧なままだ。

これは、全世界で即時に効力を有するもので、また両者は米国女子ツアー、米PGAツアー、欧州ツアー、欧州女子ツアー、PGAオブアメリカとワーキンググループを立ち上げ、視聴者からの指摘など、さらなる映像利用の問題点について調査することを発表した。

R&AとUSGAは、昨年の「全米オープン」でのダスティン・ジョンソンの罰打に絡んで、今年1月にパッティンググリーン上で球が偶然動かされたときの罰をなくすローカルルールを発表したばかり。また、2019年には大幅なルール改定を目指している。

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