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【GDO EYE】「このような時だからこそ」

ディフェンディングチャンピオンとして出場 ディフェンディングチャンピオンとして出場した小田龍一。連覇は逃したが今年も大会の盛り上げ役を担った

東北と北関東を襲った大地震から1週間。日を追うごとに震災の深刻さは増し、日本国内のスポーツ界はジャンルを問わず、安全性や情勢を慮り自粛の流れが続いた。そのさなか、大分県では17日(木)にプロアマ混合競技「東急大分オープンゴルフトーナメント」が開催され、総勢約160名による戦いに多くのギャラリーが沸いた。

震災後では、初とも言える規模の大きなゴルフ競技。大会関係者は「このような状況なので、開催すべきか悩みに悩んだ」と決行までの苦悩を明かしていたが、競技を終えて、この判断を支持した方は多かったのではないだろうか。選手やギャラリー、関係者を含め、被災地の凄惨な現状を痛感し、復興への強い想いを抱く上でイベントが成り立っていた。

プロからの提案により、チャリティオークシ プロからの提案により、チャリティオークション用に多くのグッズが提供された

クラブハウス内には、チャリティオークション用として選手から提供されたボールやウェアなどが並んだ。これは、選手側からの提案によるものだ。クラブハウス前には半旗が掲げられ、選手たちはキャップやバイザーなどに喪章をつけてプレー。さらにプロとアマチュアに分けられて募金箱が設置され、多くの選手たちが寄付を行っていた。今大会で獲得した賞金を、そのまま寄付に回すプロも少なくなかったという。

大会関係者は言う。「このような時だからこそ、大会を開けば多くの募金を集めることができる」。大会に携わる全ての人たちの意思により、ゴルフ競技そのものが自然とチャリティへ繋がる構図。もちろん、プレーヤーやギャラリーの安全を鑑みることが大前提だが、規模に関係なく、“このような時だからこそ”イベントを積極的に行うべきであると感じた。(編集部:塚田達也)