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激戦の末、不動が今季ツアー9勝目!!

千葉県のグレートアイランド倶楽部で開催されている、国内女子ツアー第28戦「伊藤園レディスゴルフトーナメント」の最終日。気温が23度と暖かく天気は晴れていたが、風が非常に強く上位選手たちを苦しめた。

7アンダーの首位でスタートした藤井かすみは、2番でダブルボギーを叩くと、その後もボギーが続いてしまい、前半を終了した時点で1アンダーまでズルズルと後退。後半も巻き返すことができず、通算1アンダーの3位タイでホールアウトした。

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表純子は2アンダーの11位からスタート。前半9ホールをボギー1つで抑える我慢のゴルフが続いた。後半に入り、13番、15番でバーディを奪って一気に優勝争いに仲間入り。17番、18番で大事なパーパットを決め、3アンダーをキープして、最終組の不動を待つことに。

5アンダーの2位からスタートした不動裕理は、前半ボギーが先行する苦しい展開だったが、15番を消化して4アンダーと首位をキープしていた。しかし残り3ホールは、難易度の高いコースが続く。16番はアプローチで寄せてパーセーブ。17番パー3のティショットでは、狙いどおりグリーンの右を捉えた。しかしバーディパットが約1メートルショートしてしまい、パーパットを決めることができずボギーとしてしまう。残り18番を残し、表と同じ3アンダーに後退。不動は18番の2打目、ピン奥3メートルに寄せるショット。バーディパットは惜しくもカップのふちに止まり、勝負はプレーオフへ持ち越された。

プレーオフは18番を繰り返して行われた。勝負が決まったのはピンの位置が変わった3ホール目。不動は2打目をピンそば30センチに寄せるスーパーショットを披露。一方、表はグリーン奥のカラーに止まり万事休す。パターで果敢に狙うもボールはカップの左を通過。不動がバーディパットを決め、長い戦いにピリオドが打たれた。不動はこれでツアー記録更新となる通算9勝目と同一大会連覇を達成。優勝コメントで不動は、「コースが難しく風の強いラウンドだったので、今シーズン優勝した中で今回が一番苦労した」と疲れた表情を見せた。残り2試合、夢の年間10勝目まであと1勝と迫った。

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2003年 伊藤園レディスゴルフトーナメント



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