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最終日も魅せた!有村智恵が今季初勝利!

静岡県にある東名CCで開催されている、国内女子ツアー第13戦「スタンレーレディスゴルフトーナメント」の最終日。今大会初日から記録的な偉業を達成し、3日間首位を守り続けた有村智恵が、ツアー通算8勝目、今季初優勝を飾った。

立ち上がりをバーディ発進とすると、4番から8番で5連続バーディを奪って単独首位に。後半は1バーディ、2ボギーでリードを守り後続に3打差をつけて優勝を手にした。今季、ここまで13試合に出場中8試合のトップ10入りを果たすも、未勝利(うち2位が2戦)に終わっていた有村。優勝は2010年4月の「スタジオアリス女子オープン」以来、約1年3ヶ月ぶり。

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通算12アンダーの単独2位には横峯さくら、通算11アンダーの単独3位には、8連続バーディ(1イーグル含む)で、ハーフ「27」のツアー記録を打ち出した諸見里しのぶが続いている。また比嘉真美子が通算7アンダーの14位タイでベストアマチュアに輝いた。

<有村、5連続バーディで独走態勢に>

野村とともに首位タイからスタートした有村は、スタートホールの1番で4mを沈めバーディ発進。さらに4番(パー3)で1mのバーディチャンスを決めると、8番まで怒涛の5連続バーディを奪い、独走態勢を築いた。初日、2日目のようなビッグプレーは見られなかったが、着実に7つのバーディ(2ボギー)を重ね、2位に3打差をつける通算15アンダー。約1年3ヶ月ぶりの勝利を、初日から首位に立つ完全優勝で花を添えた。18番グリーン上の優勝インタビューでは、「この1年3ヶ月はすごく長かった。誰にお礼を言っていいか分からないけど、まだここでは言い足りない。またすぐに優勝して皆さんにお礼を言いたい」と涙を流した。

<諸見里が2つのツアー記録を樹立!>

通算3アンダーの27位タイからスタートした諸見里が、序盤から驚異的なプレーを披露した。1番から怒涛の7連続バーディを奪うと、8番(パー5)では6mを沈めてイーグル。国内女子ツアー記録となる8連続バーディ(以上)を樹立すると同時に、9ホールの最少スコア「27」をマークした。後半は伸び悩み失速したが、この日「64」で通算11アンダー。単独3位に食い込み、2試合連続で予選落ちが続いていた鬱憤を一気に晴らした。「6連続(バーディ)はしたことがなかったのでドキドキしながら回っていました。後半戦に向けて良いきっかけになったと思います」と、昨日25歳を迎えたばかりのバースデイウィークを納得の結果で締め括った。

<野村は失速、今季2勝目を逃す>

有村と同じ通算10アンダー首位タイからスタートした野村は、序盤からバーディチャンスにつけるもののパットが不調。「ショットは良かったけど、パットのバックスイングが速くなっていた。打つのも速くなってしまいミスになった。自信を持ってプレーすることができなかった」。バーディを重ねる有村とは対照的に、最後まで伸び悩む展開が続いた。終盤17番では、左足下がりのラフから2打目をシャンクするなどトリプルボギー。「76」を叩いて通算6アンダーの19位タイに後退し、「練習量が足りないからこのスコア。もっと練習して頑張りたい」と肩を落とした。野村は明日に渡仏し、21日に開幕する米ツアー「エビアンマスターズ」に出場。国内ツアーの次戦は、7月5日開幕の「meijiカップ」を予定している。【静岡県裾野市/塚田達也】

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2011年 スタンレーレディスゴルフトーナメント



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