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横山後退。田中秀道が今季3勝を飾る!

片思い的な関係ではあるものの、一種の師弟関係にある横山明仁と田中秀道。しかし勝負の世界はやはり非情だ。田中はスコアを後退させる横山を前半で逆転し、波瀾はあったもののそのまま逃げきり成功。アイフルカップ、日本オープンに続く今季3勝目を飾った。

これで田中は獲得賞金が1億の大台を突破。また来季シードライン上の宮瀬博文(前週まで64位)が賞金を44万円上乗せして総額2052万円とし、S.ジン(63位)も54万円を加算して2068万円としたため、横山(2022万円)はギリギリで落選。ちなみに今回予選落ちの木村政信(前週62位。2031万円)が64位滑り込みセーフ。(正規のランキングは明日掲載予定)

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優勝した田中秀道は「正直、複雑な心境」と言う。勝敗の機微を分けた16番のOB。「ボクの16番のティショットは完全にOBでした。ただボクのはゴロだったし、横山さんのは高く上がった。そういう過程はともかく、でも横山さんはOBは現実だし、ボクはそうではなかった・・・・。もうこれから上がりホールは全部バーディとらないと納得できない、そんな気持ちでした」
運やツキで優勝はしたくなかった。「優勝するなら優勝するで、ちゃんとやりたかった。今でもモヤモヤしています。全部バーディを取って、これはオマエの優勝だ!と言われるような勝ち方がしたかった・・・」

そもそも自分の16番のショットが納得いかない、と言う。「昨日まではドライバーをノーティアップで打っていた。それが横山さんのショットを見たから3番アイアンにして、ビビッて振ってOB方向。守りに行って失敗。教訓です。まだまだですね。途中、涙が出そうになってしまいました」
しかしこれでランキング3位。「攻撃は最大の守りなり」という言葉を胸に深く刻んで、1月からまたやると決めた。

木村政信はスレスレのシード入りとなった。「予選を落ちた時点でシード権はあきらめていました。横山選手もチャンスだっただけに、複雑な心境です。でも正直なところ、8万円の差で本シードなんてラッキーとしか言いようがない」
「セーフ? ダイジョーブ?」と聞いたのはS.ジン。「こんなシード権争いはToo much 精神的に良くない。この年でこんな混戦は辛すぎるよ」

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1998年 DDIグループ沖縄オープンゴルフトーナメント



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