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代わって尾崎直道が首位。ワッツ、伊沢が追う!

前日首位の田中秀道は伸び悩んでの72。昨日は休憩モードだった尾崎直道が蓄えたパワーを発揮しての5アンダーをマーク。11アンダーに伸ばした。B.ワッツ、伊沢利光も追い込んできた。注目タイガー・ウッズは今日も調子がつかめず19位と後退した。

3日目の尾崎直道はボギーなし。昨日は「パー狙いのゴルフ」と言っていたが、しかし今日は5バーディにも満足していない。このへんの切り換えが経験というものなのだろう。「風がなく、暖かでグリーンもよく止まった。こんな好条件でこのスコアは特別いい出来とは言えないね。多少はうまくいったけど」
「明日を終わった時点でトップに立っていたい。伊沢はロングヒッターだからロングホールで稼いでくるだろうし、ワッツはステディ。頑張らないといけない」

伊沢利光は6バーディ、2ボギー。「今週、パターのシャフトを半インチ切ったんだ。それでフェースを右に向けてみた。先週、エルスが34インチを使ってると聞いたもんだから、思い切って切ってしまった」
伊沢のパターは33インチだったという。身長の差を考えれば、もっと短くてもいいという判断だろう。ヒッカケ気味のボールが多かったので、切ったついでにフェースを右に向けたのも成功した。「うん、よく入ったよ」

タイガー・ウッズはアウトで3ボギー。インに入ってから2バーディ、1イーグル。イーグルは411ヤードのパー4で奪った。「こんなパットをしていて、この位置にいられるのがラッキーだと思う。落ち込んでいたんだが14番のイーグル(109ヤードをSWでカップイン)で勢いが付いた。いい感じになってきたと思う。なんとか明日につなぎたいね」

タイガーと一緒にプレーした野上貴夫は「あの14番、なんかやりそうな気配があったんですよ。スーパープレーヤーですよね、やっぱり。調子悪いのにズルズルいかないで持ち直してしまうのがすごい」 ついでに「でもアイアンの飛距離はボクとそんなに差はなかったですね」こうフォローするところがさすがプロ魂というものだ。
それにしても、タイガーには1日くらい素晴らしいプレーを披露してほしいです。

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1998年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント



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