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丸山茂樹、ついに今季初優勝!

1998/07/05 18:00

順位 選手名 通算 合計
1 丸山茂樹 -20 264
2 東聡 -19 265
3 鈴木亨 -18 266
4 藤木三郎 -15 269
5 B.ワッツ -14 270
6 佐藤信人 -13 271
6 深堀圭一郎 -13 271
8 白潟英純 -12 272
8 S.ジン -12 272
10 陳志忠 -11 273

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久しぶりに見応えのある試合だった。イキのいい選手、元気のいい選手が上位にズラリと並んだ。しかもバーディの大量生産。派手でいい。
しかし勝った丸山茂樹の表情はむしろ泣いているように見えた。嬉し涙というのではなく、こんなに苦しまなければ勝てない自分への腹立たしさ --- そんなふうにさえ見えた。結果的には伏兵・東聡に1打差、鈴木亨には2打差をつけての勝利だったが、その内容はほとんど0.5打、あるいは0.1打の僅差でしかなかった。

悠々の逃げきりかと思われた大詰めの16番、ドライバーを使った丸山のティショットは大きく左にそれた。しかし池に入ったとみなされての第3打が見事だった。高くボールを上げるならなんでもない距離だったが、林の中からのリカバリーは絶妙にコントロールされた低い弾道を要求する。しかも「ボギーを覚悟」という難しい11メートルのスライスラインを見事に決めてのパー。窮地からのこのパーセーブが今季初勝利、しかも公式戦の優勝を決定したと言えそうだ。

「緊張した。最初の4ホールぐらい、変だった。マイッタ。不安になっちゃう」
不安になるというのは、いつもの自分の攻め方と違うことをしてしまうからだという。「いきなり朝から2番アイアンを持ってみたり、4番ホールにしても2番アイアン。9番はせこいスライスかけようとして右にフカしたし。変わったことをしすぎだね」

去年、この試合に破れた。その屈辱をどうしても晴らしたかった。名誉挽回。その気持ちが平常心を壊してしまった。問題の16番も「なんでもない、右に打っておけばいいのにドライバーを持ってフックかけようなんて考えてしまってダフってしまった」 その後のリカバリーも「何も覚えていない。7番で打ったということだけ」という。
「いままでの優勝のなかでいちばんダチャイ」優勝だったそうだ。しかし、なにはともあれ勝利は勝利だ。

これからはしばらく日本を留守にする。「全米プロで8位に入るようなゴルフをしてきたいですね。秋にはジョーブ選手をやっつけなきゃいけないし、来年はまたマスターズに出たいし、そう、ボクにとって一番はやっぱりマスターズ。マスターズに出れる位置にいけるよう頑張ります」


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