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大逆転。今野康晴が劇的V

本命かとも思われたジャンボ尾崎はかつての自力を発揮することができず。終盤までトーナメントをリードし続けた伊沢利光も17番のボギーで後退。伏兵今野康晴が上がり3ホールを驚異の3連続バーディで一気に逆転、ツアー2勝目を飾った。

今野康晴は7バーディ、ボギーなし。特に最後の3連続バーディが凄かった。16番で1差。17番のあわやイーグルというバーディで追いつき、18番で抜いた。その18番、ティショットはラフ。「セカンドショットは7番。無理せずとにかく出すだけでいい、残り100ヤードくらいで3打目が打てればいいという感覚でフェアウェイに出した」 その3打目がピタリと2メートル。もちろんバーディ。これが優勝を決めるパットとなってくれた。

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「去年の中日クラウンズで初優勝。すぐ2勝できると思っていた。しかしスウィングをいろいろいじったのことで逆に悪くなってしまった・・」

具体的にはラフからのショットやロングアイアンを「楽に上げていくスウィング」に変えたのだという。結局この目的は果たせたが、その代償としてドライバーがおかしくなってしまった。おまけに今年の春先は花粉症に見舞われて微熱が続いた。約2カ月。そのうち1カ月はまるまる寝込んでしまう重症だった。

だから今週も期待はしていなかったという。目標12アンダー、できれば3位くらいに入れればいいな、という程度。終盤の3連続バーディで、ようやく優勝を意識することができた。

前を行く今野に1打リードされた伊沢利光にとって、最後のチャンスは18番ロング、265ヤードの2オンにかかっていた。しかし2打目はグリーン手前のラフ。「3打目はツッ込めなかった。あまりツッ込むと2バウンド目で下り傾斜にかかる。でも思ったより転がらなかった・・。バーディパットもあれぐらいはキレるんじゃるないかと思ったんだけどね」 ボールは左にキレることなく、カップの右を通過。バーディならず。

「今週、調子良かったし、勝ちたかったなー」と言ったのは、やはり最後のバーディチャンスを逸した宮本勝昌。「あいつ(今野)が良すぎたよね。後輩にやられちゃった。ホント、凄かった」

これで全英予選シリーズは終了。佐藤信人宮瀬博文片山晋呉水巻善典。そして「ミズノ最上位」の今野康晴。「4年くらい前、2次予選から受けたことがあったけど2~3打足りずダメだった。こういう形で出場できるのは嬉しいです。風の中のプレーは好きだし、メジャーでプレーしたことはないので、何とかいい結果を残してきたい」と今野。全英までの国内3試合はすべて出場する予定だ。

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2000年 〜全英への道〜ミズノオープン



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