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宮里優作が逃げ切りでツアー初優勝 最後は号泣チップイン!

◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 最終日◇東京よみうりカントリークラブ(東京)◇7,023ヤード(パー70)

前日までの小春日和からは一転、正午過ぎまで気温が2ケタに達しなかった最終日。3打差リードの単独首位からスタートした宮里優作が4バーディ、5ボギーの「71」と1つ落としながらも、通算13アンダーで逃げ切った。アマチュア時代からその名を馳せ、鳴りもの入りでプロの世界に飛び込んでから11年。何度も逃し続けてきたツアー初優勝を、シーズン最後を締めくくるメジャー戦でついに成就させた。

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17番までに1つ落としながらも、3打差リードをキープしたまま単独首位で迎えた最終18番(パー3)。ダブルボギーでも優勝が決まる場面で、ティショットをグリーン左奥のラフにこぼすと、2打目はグリーンをオーバーして反対側のラフへ。不穏な空気も漂い始める中で放った3打目のロブショットが、ラインに乗ってカップへ吸い込まれ、心配そうに見守る大観衆もびっくりのウィニングショットとなった。

劇的な優勝に派手なガッツポーズを決めた優作は、そのまま膝から崩れ落ちて号泣。ホールアウト後は、コースに駆けつけた妻子や両親、そして妹の宮里藍とともに、喜びを分かち合った。

通算10アンダーの2位に呉、通算9アンダーの3位に谷原秀人。3打差2位からやはりツアー初優勝を狙った40歳の山下和宏は1バーディ5ボギーの「74」で通算7アンダーの4位に終わった。5位には通算5アンダーのイ・キョンフン(韓国)。昨年まで今大会を3連覇していた藤田寛之は、初日の最下位出遅れが響いて通算3アンダーの8位。昨年の賞金王は「0勝」でシーズンを終えた。

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