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伊沢、ガルシア失速!!T.ビヨーンが大会2勝目!

国内男子ツアー第27戦「ダンロップフェニックストーナメント」が11月20日(木)から11月23日(日)までの4日間、宮崎県宮崎市にあるフェニックスカントリークラブで開催された。昨年の大会は、タイガー・ウッズが参戦したため4日間で4万人のギャラリーがフェニックスに集結したが、今年はその半分にも及ばなかった。

試合展開は、招待選手の優勝争いに日本選手も絡み最後まで誰が勝つか分からない展開になった。最終日を首位で迎えたのは、今大会過去に2度出場し、いづれも2位に終わったスペインのセルヒオ・ガルシア。15アンダーまで伸ばし2位に3打差をつけたが、そのまま突っ走ることはできなった。

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2番、3番でボギーを先行したガルシアは、7番でバーディを奪ったが続く8番でダブルボギー。9、10番でも連続ボギーを叩き首位を陥落してしまった。3日目までの笑顔は完全に消え、ショット、パットともに精彩を欠きまるで別人のようなゴルフになってしまった。この日7ストローク落とし通算8アンダー6位。今年も優勝することはできなかった。

ガルシアに代わって首位に浮上したのは、1999年大会でそのガルシアと4ホールに及ぶプレーオフで勝利を掴んだデンマークのトーマス・ビヨーンだった。12アンダーの単独2位からスタートしたビヨーンも、思うようにはスコアを伸ばせなかった。スタートの1番でボギーを叩き、2つのパー5でバーディを奪ったが、8、9番で連続ボギー。前半を1オーバーでラウンドしたが、首位のガルシアがスコアを崩したため単独首位に躍り出た。

後半のビヨーンは、ガルシアの苦しむゴルフを尻目に丁寧なゴルフでパーセーブを繰り返した。同じく最終組でラウンドした伊沢利光もスコアを崩したが、ビヨーンはリズムを崩さず8連続バーディ。2位に1打差で迎えた最終18番では、上りのパットをしっかり打ちバーディフィニッシュ。12アンダーで大会2勝目を飾った。

日本勢で最も活躍したのは、今シーズン好調の丸山大輔だった。9アンダーの単独4位からスタートした丸山は、前半2バーディ、2ボギーのイーブンで切り抜け9アンダーをキープし2位グループにしがみついていた。そして17番パー3では、ティショットをグリーン右サイドに打ち込んだが、ここから見事なチップインバーディを披露。2位グループを抜け出し10アンダーの単独2位になった。

9アンダーの3位には、デビッド・ゴセット、リー・ウェストウッドと並び平塚哲二が入っている。4アンダー11位からスタートしたウェストウッドは、前半4つのバーディを積み重ね勢いに乗った。10番でボギーを叩いたが13番から連続バーディ。最終18番パー5は2オンに成功し5メートルのイーグルチャンスを迎え、11アンダーのビヨーンに追いつくチャンスだったが、3パットのパーフィニッシュになってしまった。

最終日にチャージが期待された伊沢、そして3ストロークリードしていたガルシアがスコアを崩す展開に白熱する優勝争いとはならなかった。しかし、招待選手を含め各選手が好プレーを見せてくれた。今シーズンも残り2試合となったが、賞金王争いも混沌としている。最終戦までもつれそうだ。

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2003年 ダンロップフェニックストーナメント



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