勝利への過剰な意識を抑え、初のメジャー獲りに挑む上田桃子

準備を整えて臨めたというメジャー第2戦「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」では、59位タイと不本意な結果に終わった上田桃子。以降、「準備ってなに？」という自問自答をし、ひとつの結論にたどりついた。

「“勝ちたい”というよりも、やってきたことを信じてコースにトライする。1年やってきたことを発揮して、ベストを尽くせるようにすることが準備だと思った」。結果を求め過ぎることが、逆に焦りを生んでいたと振り返る。

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「どれだけコースに勝つことができるか」。そのポイントとして、深いラフの対応を挙げる。「一番の難関はラフ。（選手権のコースの）グランデージとは違った難しさがある」。そのラフも、「どうやって寄せたらいいんだろうと思っていたけど、やっと対応できるようになった」と、この3日間で徐々に体に馴染んできているようだ。

上田にとって、「毎年出るにつれて、重みをすごく感じる大会」というメジャー戦。過去の反省から導き出した新たな“準備”を整え、自身初のメジャータイトル獲得に挑む。