生き生きとした上田桃子が戻ってきた！今季後半戦へ手ごたえありの全英だった

最終日を2オーバー74でラウンドし、最終的には宮里藍と同じトータル2アンダー9位タイでフィニッシュした上田桃子。最終日はややスコアを崩してしまったが、上田本人にとってこの「全英女子オープン」で大きな手応えを得たようだ。

「メジャーでこれだけ後ろの組で回る事は無かったし、今日みたいにツキが無くても我慢のゴルフが出来た。（初めてメジャー最終日で後ろの組で回って）ギャラリーの数が違うし、状況が違う。近くでヒートアップしてるし、面白かったです。」と、さらなる上のステージのゴルフを垣間見ることができ、またそこで自分がプレーできるという自信は今後大きな財産となるだろう。

＜＜　下に続く　＞＞

今回、上田は毎日“我慢”という言葉を口にしていた。「攻められるところは攻めたし、今日はラッキー・アンラッキー関係なく自分の中では我慢のゴルフが出来たと思う。あとはちょっとの忍耐力。確率の良いミスのないショットをしていけば、（メジャーでも）戦えると思う。次は日本に帰るけど、凄く良いステップ、弾みになって良かったと思う。」と、精神状態をフラットに近づけることで、最高のパフォーマンスが発揮できるということなのだろう。

「先週は2日目まで、今週は3日目まで良いゴルフが出来て、1日ずつ伸びているので日本に帰ってまた良いゴルフがしたいです。」という言葉を残して、上田にとって最高の戦いができた「全英女子オープン」は幕を閉じた。来週以降の日本での戦いでも、強みを増した上田のゴルフを見せてほしい。