集中した粘り強いゴルフを続ける上田桃子。もうひと頑張りで優勝争いに絡みたい

「エビアンマスターズ」2日目の上田桃子は、11時28分のスタート。ところが、スタート直前に強く降り始めた雨の為、1番のティショットを打つ直前に中断を知らせるホーンがなり、スタートは30分遅れる事となった。

仕切り直しのスタート後、上田は6番で5m、9番で4mと絶妙な距離のバーディパットを沈めて、前半を5アンダーで折り返す。12番のグリーン上に来たとき、雷の為に2度目のホーンがなり競技は1時間半中断したが、再開後の2mのパーパットも上田はきっちりとカップに沈めた。

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15番で砲台グリーンに向けて打ち上げとなる3打目をショートさせ、ラフからのアプローチも寄せ切れずにボギーとすると、続く16番はグリーンが林でスタイミーとなる右サイドのラフに打ち込んでしまう。しかし、ここから狭い木の間を通してグリーン右のラフへ運ぶと、アプローチを2.5mに寄せて見事なパーセーブで切り抜けた。

17番、18番をパーで終え、この日「71」の通算4アンダー、13位タイで2日目を終えた上田。「最後の16番から18番のチャンスホールで獲れなくて少し残念だった」と振り返ったが、ショット、パットともにフィーリングは上々だ。長い1日となったが、まだ2日目が終わったばかり。残り36ホールで首位との5打差を追い掛ける。