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石川遼

遼、終盤の巻き返し及ばず 2戦連続予選落ち

山梨県の富士桜カントリー倶楽部で開催中の国内男子ツアー「フジサンケイクラシック」2日目。午前中にスタートした石川遼は「72」とスコアを落とし通算3オーバーの63位タイで、前週の「VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント」に続く2戦連続予選落ちを喫した。

2オーバーの63位タイ、予選通過圏外で第2ラウンドを迎えた石川はこの日も前半から苦しんだ。3番(パー5)で2メートルのバーディパットを外すと、5番でダブルボギーが先行。第1打を「スイングの悪いクセが出た。(スイング中の)重心がアドレスよりも上がりながら当たっている」と右の林に打ち込むと、セカンドは5番ウッドでスライスをかけてグリーンを狙ったが、左サイドの木に当たり池ポチャ。4オン2パットとしてしまう。

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さらに続く6番(パー5)ではフェアウェイからの3番ウッドでの第2打が右の林へ。3打目は前方の木に当ててボギー。パーオンを逃した8番からは1メートル前後のパーパットをミスして2連続ボギーとし、通算7オーバーまでスコアを落として折り返した。

巻き返しは後半イン。出だしの10番で最初のバーディを決めると遅まきながらペースをつかむ。12番でボギーを叩くものの、見せ場はこの日、前方のティグラウンドを使用した14番。328ヤード先のグリーン右手前まで第1打を運び、ラフからの第2打でチップインイーグルを決めた。2週前の米ツアー「ウィンダム選手権」で再会した今田竜二のウェッジを見て、今大会から新調したモデルが威力を発揮。さらに15番、17番でバーディを重ね、通算3オーバーまで戻した。

しかしホールアウトした時点では暫定72位。スコアを落とした午後スタートの選手たちが順位を下げたものの、結局はカットラインに1打が届かず、2009年から2連覇を達成した相性抜群のトーナメントで初の予選落ち。「ひとつひとつを見れば、そんなに悪い感じは無い。ミスショットも他の選手に比べて多いわけではない。でもミスの幅(が大きく)、リカバリーというところで、アンダーパーで回っている人との差が出てしまった」。国内ツアーに復帰した前週から2戦連続で、週末を前にコースから姿を消すことになった。

海外での試合を経験し、次のレベルに自分を引き上げるため、状況に応じたショットの打ち分けの強化、パッティングの改良といった課題に取り組んでいる。「ショットのバリエーションも増えてきたし、技術も経験もついてきた。あとは全体的なスイングのバランスだと思う」。その一方で、確固たる結果での“復調”が期待されているのも事実。「考えすぎてもしょうがない。どこまで我慢強く自分の練習を信じてやれるかだと思う」。大好きな富士の麓で味わった屈辱は、V字回復の底となるか。(山梨県富士河口湖町/桂川洋一)

2012年 フジサンケイクラシック



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