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石川遼

遼、7週ぶりの国内ツアーは予選落ち

福岡県の芥屋ゴルフ倶楽部で開催中の「第40回VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント」2日目。2オーバーの121位タイから第2ラウンドを開始した石川遼は、4バーディ、ノーボギーの「68」で回り通算2アンダーとしたが、74位タイと及ばず今季2度目の予選落ちを喫した。

初日の出遅れが響き、石川はバーディ合戦についていけなかった。カットラインは通算4アンダー。2008年「東建ホームメイトカップ」のツアー史上最少予選カットスコア(6アンダー)に次ぐ、史上2番目タイとなるスコアの伸ばし合い。米国ツアーでの今季の戦いに一区切りをつけ、7月の「セガサミーカップ」以来の出場となった日本ツアーでの無念の結果に、うつむいた。

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出だしからチャンスを活かせず、最初のバーディが来たのは手前から4メートルを沈めた5番。8番では10メートルのバーディパットを決めてガッツポーズを作ったが、もどかしい展開は続いた。後半11番で3つ目。しかし、スコアを伸ばしたい4つのパー5で奪ったバーディは最終18番だけ。第1打から乱れ、ギャラリーのため息を募った。

新たなパッティングスタイルの構築に着手した今大会。深い前傾姿勢からシャフト長を短くしたパターを手にし、クラブヘッドをイン・トゥ・インからストレートに動かすイメージに変えた。しかしスライスラインでは奏功したものの、フックラインではカップ左をかすめるシーンが相次いだ。「以前から(フックラインでは)右に打ち出す傾向があって、それは修正できたが、その分(今大会は)左に外してしまった。そのギャップを埋める作業が必要」と課題を口にしながら、肩を落とした。

次週は2009年から大会2連覇を達成した「フジサンケイクラシック」。年間のツアーの中でも最高の相性を持つ。「すぐに結果が出るわけではない。勝つために必要な期間だと思って練習したいと思う。上手くいかないと、投げ出してしまっては前に進めない」。富士山麓から一筋の光は差し込むか。(福岡県糸島市/桂川洋一)

2012年 VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント



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