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石川遼

遼、前半の我慢が実る 首位と4打差11位タイ

愛知県の名古屋ゴルフ倶楽部・和合コースで開幕した国内男子ツアーの今季第3戦「中日クラウンズ」初日。2年ぶりの大会制覇を狙う石川遼は4バーディ、3ボギーの「69」でまわり1アンダーの11位タイとまずまずのスタートを切った。

早朝から冷たい雨が降り注いだ第1ラウンド。“クラウンズカラー”のブルーのレインウェアをまとった石川は序盤、慌しい展開で滑り出した。出だしの1番、ドライバーでティショットをいきなり左サイドに曲げてボギー発進。続く2番(パー5)を確実にバーディとするが、4番(パー3)では第1打が砲台グリーンから左のバンカーに滑り落ちて再びボギーをたたいてしまう。

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ショット精度に安定感を欠き、表情にはいらだちが浮かんだ。ところが折り返しの9番でフェアウェイからの第2打を左2メートルにつけてバーディとしイーブンに戻すと、後半は徐々に波に乗る。12番では第2打で左ラフから手前2メートルにつけ、14番では3メートルのバーディパットを決めた。

17番(パー3)を3パットボギーとして一歩後退するが、トップの久保谷健一とは4打差。耐えて上位に踏みとどまったことに「前半はパーをとるのがやっと、という感じだったけれど、我慢して9番でチャンスを作れた」と納得。今大会から新調したパターについても「入るべき距離が入ってくれた。良いパターに出会えましたね。勝ってから言いたいけど・・・」と笑顔を見せた。

天候により、コンディションが悪い中でのラウンドを強いられた初日。2010年大会の最終日に世界最少ストロークとなる“怪物スコア”「58」をマークしたが、いまは「我慢くらべになればなるほどやりやすい」と言う。海外の難易度の高いコースで戦ってきた経験は、難解なアプローチなどショートゲームへの自信に繋がっている。「変わってきたと思う。このコースや、日本オープンのようなコースは苦手意識が強かった。でも時間がたつにつれて、すごく難しいアプローチが残ったり、パーセーブが難しいほうが自分向きとも思える」。

2日目以降の天候は回復する見込み。「明日以降は、スカッとした天気のようなゴルフをやれれば良いと思う」と石川。2年前とは違う、“引き出し”の多さも披露しながらトップを追いかける。(愛知県東郷町/桂川洋一)

2012年 中日クラウンズ



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