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石川遼

遼、プロ4年目で初の決勝ラウンド進出「耐えに耐えた」

兵庫県の小野東洋ゴルフ倶楽部で行われている今季の国内男子メジャー初戦「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」は13日(金)、第2ラウンドを実施。イーブンパーの37位タイからスタートした石川遼は3バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの「71」でまわり通算イーブンパーの26位タイに浮上し、同大会4度目の出場で初の決勝ラウンド進出を果たした。

アウトスタートとなった2日目。波に乗り切れなかった初日同様、石川は立ち上がりに苦しんだ。前半3番(パー3)。グリーン奥からのアプローチがピン横を通過してカラーまでオーバーし2日連続でボギーが先行する展開。さらに続く4番では右ラフからの第2打がグリーン手前のバンカーにつかまり“目玉”になってしまう。第3打は出すだけとなり、手前ラフからのアプローチもグリーンをオーバーして結局5オン1パットのダブルボギーを叩き、決勝ラウンド進出が危うい状況に追い込まれた。

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ところが「予選落ちが頭にちらついた」というこの土壇場から石川は奮起した。続く5番(パー5)で、ティショットを右に曲げながらも、残り55ヤードの第3打をきっちりとピンそば1メートル強につけて最初のバーディを奪った。「ダブルボギーの後、静かにバーディを取れたのが少し成長したところ」。後半11番で5メートルを沈めて2つめ。そして13、14番では、いずれも2メートル弱の微妙な距離のパットを沈めて寄せワンでパーを拾いガッツポーズ。さらに15番では右手前のバンカーからあわやチップインバーディというショットでパーを並べた。

そしてナイスリカバリーの連続で耐え忍ぶと、最後に魅せた。18番パー4。ドライバーでの第一打をフェアウェイに置き、残り169ヤード、9番アイアンでの第2打は、乾いたフォローの風に乗り、ピンをめがけて一直線。奥2メートルに着弾し、これを沈めてバーディ締め。今週から実戦投入し、距離感を不安視していたマッスルバックタイプの新アイアンの手応えを掴む大きな一打でもあった。

3年連続で予選落ちを喫していた大会で初の決勝ラウンド進出。「(失格にならないよう)スコアカードにしっかりサインして、アテストした。優勝した時のように慎重にホールアウトしました」と、ホッと一安心する一方で、36ホールを残してトップとまる4打差という状況に「予選を通っただけではない。自分のプレー次第では優勝争いができるところにいる」と言葉にも自然と力がこもる。

「今年初めて予選を通過した(4月の)マスターズでは3日目のムービングサタデーで落としてしまった。しっかり集中して、なんとか自分のスコアを伸ばして優勝争いができる位置で最終日を迎えたい」。“呪縛”から解き放たれた表情は、自身初のメジャータイトルへの強い意志もうかがわせた。

2011年 日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯



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