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有村、濃霧で消化は1ホール「覚悟していた」

静岡県の東名CCで開幕した国内女子ツアー「スタンレーレディスゴルフトーナメント」は初日、濃霧の影響による中断でサスペンデッド。ディフェンディングチャンピオンの有村智恵は1番ホールをバーディとしたが、その後はプレーを続けられず、翌2日目に未消化ホールを持ち越すことになった。

深い霧の中で見せた8メートルのバーディパット。有村はスタートホールで歓声を呼んだが、この日の見せ場はこれが最後だった。1番終了後、周囲は時間を追うごとに白く染まり、選手、ギャラリーの視界を遮った。2番のティグラウンド脇で約30分以上、再開を待ったが、選手送迎用の自動車内での待機を経てクラブハウスに引き上げ。結局午後4時30分に順延が決まった。

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それでも、スタートダッシュに水を指された格好となったが「朝からこういう天候で、霧が出やすい(コースである)こともみんな覚悟していたと思う」と淡々。「休み明けでの試合で、先週いろいろ考えていたことが、良いフィーリングに出てくれた」とポジティブな面を強調した。

2日目以降も天候は不安視されており、再び変則スケジュールとなる可能性も。「とりあえず私たちは、まず競技成立を目指して気持ちを切らさずにやっていきたい。オンとオフをしっかりと切り替えて、最後まで良い集中力で回りたい」と早朝6時30分からの再開に照準を定めていた。(静岡県裾野市/桂川洋一)

2012年 スタンレーレディスゴルフトーナメント



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