3オーバーと出遅れ、表情も優れない有村智恵

国内女子ツアー「サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」の初日、穏やかな天候に多くの選手がスコアを伸ばす中、有村智恵は3オーバー88位タイと大きく出遅れてしまった。

10番からスタートした有村は、14番までパープレーを続けたが、15番で3パットのボギーをたたいてしまった。すると16番パー3でもボギーをたたき、18番はティショットでフェアウェイをとらえたが、2打目をグリーン右に外し、アプローチはピン3mと寄せきれず再びボギーにしてしまった。

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後半に入り、4番パー5、6番パー3でバーディを奪ったが、5番、そして最終9番とボギーをたたき結局前半の3オーバーからスコアを戻すことが出来なかった。

アテストを終えた有村は足早にロッカールームに入ると、約1時間20分間出てくることはなかった。「気持ちの整理がしたかった」と、少し上ずった口調でこの日のラウンドを振り返った。

「（ワールドレディス）サロンパスの3日目ぐらいからパットのイメージが悪くなって、自分の思ったところに打ち出しても入らないことが多くなりました。今日も3パット3回だし、こういう時期もあるんだと自分なりに理解し、早く乗り越えたい。これを乗り越えれば、また強くなれると思うので・・・」と、言葉をかみ締めるように話した。

昨年は最終日の最終18番でボギーをたたき、1打差で2位に終わった有村だが、今年は予選通過も難しい状況になってしまった。（兵庫県神戸市／本橋英治）