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有村智恵が一昨年の借りを返すべく首位スタート

国内女子ツアー「サイバーエージェントレディス」の初日、1日中降り続いた雨の中で有村智恵が7バーディ、3ボギーでラウンドし4アンダーの首位タイにつけた。有村はこの日のラウンドを振り返り、好スコアの要因に「ドライバーを新しくしたことですね」と話す。

有村はブリヂストンのツアーステージ X-DRIVE 701を先週まで3年以上使い続けていた。しかし、「最近は右に曲げるミスが目立ってきて、メーカーの方にも、アイアンとドライバーのバランスが合っていないと指摘されていたのですが、それが実感できるようになっていたので、先週新しいドライバーを用意してもらいました」と、使い慣れたクラブから新しいものに切り替えることを決意。

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そして、今週から試合で使うようになったのがブリヂストンのツアーステージ X-DRIVE 707だ。先週は痛めていたひじへの負担を軽減するために試合を休み、その間に新しいドライバーをテストしていた。「だいぶ自分のスイングに合ってきました。ただ、捕まりが良い分、少しだけ左に行く心配はありますが・・・」。有村はその心配した左へのミスが1番のティショットで出てしまい、林に打ち込むトラブルからボギーを叩いてしまった。

しかし、その後はドライバーショットが安定し、フェアウェイを捕らえ始めると7つのバーディに繋げた。中盤にはボギーを2つ叩いてしまったが、15番からの3連続バーディはショットとパットがかみ合ったゴルフで、今季自身の開幕戦となった「ヤマハレディース葛城」で8オーバーを叩いた選手とは別人のような攻めのゴルフを披露した。

有村はこの大会、鶴舞CCとの相性も悪くない。鶴舞に初めて舞台を移した一昨年は5位タイで、昨年は3位タイと好成績を残している。「相性はいいと思いますし、一昨年ここでの経験が、自分の中でいい影響を与えてくれていて、二度とああいうゴルフはしないようにとずっと思っているので」。有村のいう“経験”とは、5位タイに終わった2010年大会のことで、6アンダー単独首位で最終日を迎えながら14番でダブルボギー、さらに16番、17番と連続ボギーを叩き優勝争いから脱落してしまった。「早くイメージを変えるためにも、このコースでしっかり良いプレーができたらいいと思います」と、2年前のリベンジを狙い残り2日間に挑む。(千葉県市原市/本橋英治)

2012年 サイバーエージェント レディスゴルフトーナメント



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