終盤に盛り返し、8位タイにつける宮里藍。トップも届かない位置ではない。

「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」3日目、通算1アンダーの8位タイから上位を目指してティオフした宮里藍だったが、1番からボギーを叩く苦しい立ち上がりとなってしまう。

「昨日と比べて、思うようなタイミングが取れていなくて、特にアイアンが思ったように打てずにチャンスが少なかった」と宮里は振り返る。一方で、この日同組で回った飯島茜が、8番までに5つスコアを伸ばす快進撃。「シンプルに迷い無くやっていたので、決断力が参考になった」と、宮里もこの好プレーに目を見張る。

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しかし、ラウンド中に修正できるのが宮里の強み。グリーン上では「チャンスについてもストロークが弱く、芝に負けてしまうことがあった」と、問題を分析するとすぐにアジャスト。16番、17番の連続バーディに繋げて、通算2アンダーに盛り返した。

最終日は首位と6打差の8位タイからスタートする宮里。「スコアより、どう納得したラウンドに出来るか。目の前の一打に集中することは変わらないけど、自分と向き合ってマネジメントしていきたい」と、静かに闘志を燃やしていた。