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宮里藍が描く挑戦の足跡

ショットに安定感が蘇り、8位タイに浮上!

宮里藍の今季日本ツアー初参戦となる「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」も、決勝ラウンドを迎えた。この日は1万人を超える大ギャラリーが来場。大勢のギャラリーに見守られる中、午前9時10分に1番パー5からスタートした。

目立っていた左へのショットの曲がりは抑えられ、ラウンドを通して安定したショットが蘇った宮里。出だしのティショットも、確実にフェアウェイへと運んだ。2打目を刻み、3打目もピンに向かって真っ直ぐな弧を描いたが、これがピンを直撃し6メートル手前に戻る不運。パー発進とする。それでも「そういうときもありますね。朝から良い距離感だったと、前向きに考えました。当たらなかったら、2m以内には止まっていたでしょうね」と切り替えられるのは、調子の良さを感じている証拠。4番パー4では2打目をピン左手前5メートルにつけると、これを沈めてバーディとする。前半を1バーディで終えた。

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後半10番パー4では、フェアウェイからの2打目をピン左手前1.5メートルにのせてバーディ。その後も多くのバーディチャンスを迎えるが、予選ラウンドと同様、惜しくもカップを逸れ続ける。2バーディで迎えた最終18番では、ピン上1.5メートルのパーパットを外してボギーフィニッシュ。それでも1ストローク伸ばし、通算2オーバーの8位タイに浮上した。

最終ホールに悔いが残るものの、「凄い良いプレーが出来て納得しています」と振り返った宮里。「結果より、1打1打の内容が良かったです。後半もほとんどバーディチャンスについて、良いリズムで出来ました。あとはパットが噛み合うかどうか」と、やはりパットをポイントに挙げていた。首位とは12打差に離されたが、戦う姿勢は崩れない。「ここまで来たら、順位に関係なく、自分のプレーに徹したいです。離れていても何があるか分からないのがメジャー。最後まで諦めないでやりたいです」。最終日、どこまでスコアを伸ばしてくるか期待したい。

2008年 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯



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